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山田養蜂場、ローヤルゼリーが老化細胞のSASP因子を抑制する作用を解明

株式会社山田養蜂場の自社研究機関である山田養蜂場 健康科学研究所および山田養蜂場グループ 美容科学研究所は、ローヤルゼリー(RJ)が表皮由来の老化細胞から分泌されるSASP(老化関連分泌表現型)因子の発現を抑制することを解明しました。今回の研究では、新たに中高齢者由来の表皮細胞においてもRJが普遍的にSASP因子を抑制する作用が確認されています。本研究成果は、2026年7月に科学雑誌『Molecular Biology Reports』に掲載されました。

研究の背景

皮膚は人体最大の器官であり、外部の有害物質や乾燥から身体を守るバリアとして機能しています。加齢等により細胞の機能が低下するとシワや乾燥などの肌老化が引き起こされますが、その原因のひとつとして着目されているのが老化細胞です。

老化細胞は正常な働きができなくなった後も死滅せず、周囲の細胞を老化させる炎症性物質であるSASP因子を放出します。この物質は周囲の正常な細胞を老化させるだけでなく、免疫や他臓器の機能不全を誘発して全身の老化を加速させることが明らかになりつつあります。山田養蜂場では、これまでRJが肌に対して抗酸化機能を促進することや表皮幹細胞の活性化などの抗老化作用を示す可能性を明らかにしてきましたが、発生した老化細胞そのものに対するRJの直接的な作用を検証するため本研究が行われました。

試験方法と結果

試験では、若齢者由来のヒト表皮角化細胞を長期培養して人工的に加齢状態を再現した複製老化モデルを作製し、老化マーカー(p16INK4a、LaminB1)やSASP因子(IL-6やCXCLファミリー等)の発現を評価しました。

作製された複製老化モデルにRJを添加したところ、24時間後にSASP因子(IL-6)の遺伝子発現が抑制されました。さらに、加齢に伴う自然老化への効果を調べるため、75歳および56歳のヒト表皮角化細胞にRJを添加した検証においても、24時間後のIL-6遺伝子発現の抑制が確認されました。

今後の展望

研究成果について同社は、RJが多様な生理活性成分を含み、SASP因子の分泌原因となる炎症や酸化ストレスを同時に調節している可能性があることから、天然のセノモルフィック剤として有用であると考えています。また、SASP因子は全身の老化や疾患を進行させる共通要因でもあるため、肌へのアプローチにとどまらず健康食品等の摂取を通じた全身のエイジングケアへの応用可能性も見込んでいます。

岡山県苫田郡鏡野町に本社を置き山田英生が代表を務める株式会社山田養蜂場は、本研究で見出された機能を活用し、作用メカニズムの解明や商品開発に向けた研究を継続する方針です。

掲載論文情報

  • タイトル:Royal jelly suppresses senescence-associated secretory phenotype in senescent human epidermal keratinocytes
  • 著者:中川 友希江1)、岡本 秀人1,2)、奥村 暢章1,2)
  • 所属:1 株式会社山田養蜂場 R&D本部 山田養蜂場 健康科学研究所、2 株式会社山田養蜂場 R&D本部 山田養蜂場グループ 美容科学研究所
  • 論文情報:Molecular Biology Reports. 2026 Jul 27;53(1):1270.
  • 掲載日:2026年7月27日
  • DOI:10.1007/s11033-026-12431-4
  • URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s11033-026-12431-4

本記事は株式会社山田養蜂場の発表をもとに作成されています。

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