第4回アジア富裕層資産管理フォーラムが東京で開催 220名が来場
経済メディア「the3%」主催の第4回「アジア富裕層資産管理フォーラム」が9月12日、東京・虎ノ門で開催された。創設者の神月陸見氏をはじめ、米国、カナダ、ドバイ、香港、シンガポール、タイなどから集まった9名の登壇者と220名の来場者が参加した。会場ではこの10年の歩みを振り返るとともに、アジアにおける資産管理の次なる展望について意見が交わされた。
創設10年の節目に東京で開催 過去最大規模の220名が来場
2016年に創設された「アジア富裕層資産管理フォーラム」は、香港、台北を経て今回で4回目を迎えた。開会にあたっては、株式会社ASIAN STAR取締役会長の呉文偉氏が挨拶に立ち、フォーラムが積み重ねてきた10年の歩みと盛況ぶりを称えた。
今回のフォーラムは申込ページの閲覧数が2,300回、事前登録者数が450名に達し、最終的に220名が来場する過去最大規模となった。来場者の99%は日本での居住経験を持つ華人・華僑で、平均在日年数は約10年、投資可能資産は数千万円規模から数十億円超に及んだ。
9名の登壇者がアジア資産配分の全体像を解説
講演セッションでは、9名の登壇者がマクロサイクル、地域市場、不動産実務、テクノロジー活用、デジタル資産といった切り口から講演を行った。登壇者と講演内容は以下の通り。
- 復旦大学国際金融学院講師のCalvin氏:世界の金融市場を動かすマクロの論理を読み解いた
- 株式会社トレードイノベーション戦略アナリストのChoko氏:日本資産に潜むリスクと機会に焦点を当てた
- CLSA(中信里昂証券)のSherry Liu 氏:国際金融センターとしての香港が持つ独自の価値を語った
- JS暁宅株式会社代表取締役の朱詩画氏:日本の不動産投資における実務とリターンを分析した
- 経済系インフルエンサーのWesley高緯氏:リスク分散を軸に据えたグローバル資産配分のフレームワークを提示した
- シンガポールCreatrix Solutions創業者兼CMOのEsma氏:AI技術が企業のグローバル経営にもたらす可能性を論じた
- ARK Wealthシンガポール エグゼクティブディレクターの周星氏:AI時代におけるシンガポールの位置づけを分析した
- Asian Star Hong Kong Limited社長のSean氏:日本市場におけるRWA(実物資産のトークン化)の先進事例を紹介した
- Hash Global創業者のKK沈康氏:次世代の金融インフラの中核を担うデジタル資産について語った

講演に続いて行われたラウンドテーブルでは、神月陸見氏がモデレーターを務めた。登壇者は日本・香港・シンガポール各市場の機会の比較や、AIの波のなかで問われる仮想と現実、人と機械の境界といったテーマについて意見を交わした。
創設者の神月陸見氏は、華人社会が長く抱いてきた「海外へ出る」「世界へ打って出る」という発想を、「グローバルの中でグローバルに向き合う」という理念へ転換すべきだと提言した。アジアの外へ出ること自体を目標にするのではなく、はじめから世界規模の視野に立って個人や企業のあり方を組み立てていくべきだとの考えを示している。
5時間超に及んだフォーラムは、9本の講演と1つのラウンドテーブル、会場での交流を通じて対話を深め、幕を閉じた。
- 主催:経済メディア the3%
- 協力パートナー:株式会社ASIAN STAR、CLSA(中信里昂証券)、JS Holdings、CREATRIX SOLUTIONS、Hash Global、諾亜控股(Noah Holdings)、復旦大学証券研究所、AFTER WORK STUDIO
- フォーラム実行委員会:神月陸見氏、黄秉律氏、蒋鈺瑩氏、奥薩卓瑪氏、範文成氏
- お問い合わせ先:FinGroup株式会社 広報担当E-mail:marketing@fingroup.jp
本記事は経済メディア the3%の発表をもとに作成。
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