ベトナム航空、エアバスA350-900型機5機の導入へ覚書締結
ベトナム航空は、エアバス社とエアバスA350-900型機5機の導入に関する覚書を締結した。フランス共和国におけるベトナム共産党 中央委員会書記長兼国家主席トー・ラム氏およびベトナム政府高官代表団の公式訪問に際して行われたもので、2033~2034年の引き渡しを想定している。今後は両社でさらなる調査や評価を行い、関連する契約条件の最終化に向けて協議を進める。
2030年以降に向けた長距離路線と輸送力の強化
今回の締結は、2030年以降を見据えた長距離路線ネットワークおよび運航能力の強化を支えるもので、ベトナム航空は投資および機材調達に必要な手続きを進めていく。同社は2030年以降の機材計画においてワイドボディ機30機の導入を重要な取り組みの一つに位置付けており、国際線需要の急速な拡大への対応と中・長距離路線の輸送力拡充を目指す。
機材導入には乗務員の訓練や整備体制の準備など複数年にわたる計画が必要となる。ベトナム航空 社長兼CEOのレ・ホン・ハー氏は、中・長距離国際線における品質や運航効率、機材の信頼性が重要であるとし、今回の覚書を契機に協力の可能性についての検討と成長に向けた準備を強化していく意向を示している。
運航効率化と既存保有機とのシナジー
エアバスA350は世界の航空会社で730機以上が運航されている次世代ワイドボディ機で、ベトナム航空は2015年にエアバスA350-900の商業運航を開始した。現在、同社はエアバス機81機(内訳:A320およびA321型機67機、A350型機14機)を運航している。現在運航中の機種と同じ機材を追加導入することで、運航や乗務員の訓練、エンジニアリング、整備などの効率化につながることが見込まれる。
エアバス民間航空機販売担当上級副社長のブノワ・ド・サン=テグジュペリ氏は、エアバスA350-900が今後の国際線ネットワーク拡大に向けたベトナム航空の計画を支える機材になると確信していると述べている。
短期リースと長期投資を組み合わせた機材計画
ベトナム航空は短期的な需要に対応するため、国際線の運航に適した航空機の追加リースも継続する。短期的なリースによる機材確保と長期的な機材投資を組み合わせることで、柔軟な運用と商品・サービスの品質向上、安定した運航を実現するとしている。
1993年にベトナム国営航空会社として設立されたベトナム航空(日本支社:東京都千代田区、総支配人:ゴー・シー・アイン、スカイチームアライアンスメンバー)の概要は以下の通り。
- 運航路線:ベトナム国内22都市、海外39都市を結ぶ計118路線
- 日本路線:東京成田、東京羽田、名古屋、大阪、福岡の5空港からハノイおよびホーチミンへ運航(東京成田、大阪からはダナンへも就航)
- 使用機材:ボーイング787-9、ボーイング787-10、エアバスA350-900 XWB、エアバスA320、エアバスA321neo
- 主な評価:Skytraxによる4スター評価、「AirlineRatings.com」による2024年世界の航空会社トップ20選出、APEX(Airline Passenger Experience Association)による2025年の「5スター航空会社」認定
- 目標:2050年までにネットゼロ排出を達成することを目指す
- 公式ホームページ:https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/home
- MeetsVietnam:https://meetsvietnam.vietnamairlines.com/
本記事はベトナム航空の発表をもとに作成しています。
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