三菱電機、光方式量子コンピューター開発のOptQCへ出資
三菱電機株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「MEイノベーションファンド」の第16号案件として、OptQC株式会社へ出資しました。OptQCは、光方式の量子コンピューターハードウエアを開発・提供するスタートアップです。三菱電機は今回の出資を通じて同社の知見を獲得し、量子コンピューター分野における事業機会の創出を目指します。
光方式量子コンピューターの特長とOptQCの実績
量子コンピューティングは現在、研究段階から実用化への移行期にあり、産業応用に向けた技術開発が加速しています。産業応用には大規模な量子ビット数を備えたハードウエアが求められており、その中でも光方式は他方式に比べて量子ビットの拡張性や省エネ性に優れているとされています。
OptQCは、光方式量子コンピューター分野の東京大学・古澤研究室の技術シーズをベースに設立された東京大学発のスタートアップです。同社の光方式量子コンピューターは、量子ビット数が増加してもシステムサイズが肥大化しにくい独自のアーキテクチャを特長としており、大規模化に適したハードウエア技術として評価されています。これまでに公的研究機関向けの商用1号機の納入や、民間企業向けの実機モジュール納品といった実績があります。
出資の目的と協業への展望
三菱電機は、OptQCが持つ光方式量子コンピューターの実機開発技術や、関連する部材・顧客・市場動向などの知見を早期に獲得する方針です。自社が取り組む量子技術やソフトウエア実装、産業分野でのアプリケーション開発に活用することで、量子コンピューター分野のリードと事業機会の創出を目指すとしています。
OptQC株式会社 代表取締役CEOの高瀬 寛氏は、三菱電機の知見と自社の技術を組み合わせることで、量子技術の産業応用を前進させたい旨のコメントを寄せています。また、三菱電機株式会社 上席執行役員 ビジネスイノベーション本部長の松原 公実氏は、OptQCの知見を自社の量子関連技術や用途探索に生かし、新たな価値創出を進めたいとしています。
OptQCの概要
- 会社名:OptQC株式会社
- 代表者:高瀬 寛
- 所在地:東京都豊島区西池袋3-28-13 IT tower TOKYO 15階
- 設立:2024年
- 事業内容:光方式の量子コンピューターの研究・開発・提供
- URL:https://www.optqc.com/
本記事は三菱電機株式会社の発表をもとに作成しています。
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