愛媛県西条市とM&Cホールディングス、City Whisper実証実験を開始
愛媛県西条市とM&Cホールディングス株式会社は、2026年8月28日に「『City Whisper』を活用したインバウンド観光促進に関する実証実験協定」を締結しました。これに伴い、2026年9月10日から愛媛県西条市内一円を対象に、多言語音声ガイドサービス「City Whisper」を活用した実証実験が開始されました。自治体とM&Cホールディングスが協定を締結し、同サービスを活用した実証実験を行うのは全国で初めての取り組みです。
実証実験の背景と目的

西条市には西日本最高峰の「石鎚山」や名水百選に選ばれた豊かな地下水「うちぬき」など独自の自然や文化といった観光資源がある一方、外国人観光客向けの多言語案内看板や外国語ガイド人材の不足、一部スポットへの訪問の集中といった課題を抱えていました。
今回の実証実験では、多言語案内看板やガイドを新たに増やすことなく、スマートフォンを通じて母国語の音声で観光情報を案内します。デジタルで案内不足を補い、市内の周遊促進や観光体験の充実につなげる方針です。
多言語音声ガイド「City Whisper」の機能
「City Whisper」は、外国人観光客がスマートフォンで自身の言語の観光情報を音声で楽しめるサービスで、旅行者は無料で利用できます。GPSと連動した地図上に観光スポットなどの情報を表示し、その場所の歴史や文化を解説します。現在は国内外30都市・約20,000本のストーリーを提供しており、コンテンツは随時追加・拡充されています。



主な特徴・機能は以下の通りです。

- 多言語音声ガイド
- GPS 連動
- 歴史文化スポット解説
- 地図アプリ連携

実証実験の概要


実証実験の概要は以下の通りです。
- 期間:2026年9月10日~2027年3月31日
- 対象エリア:愛媛県西条市内一円
- 実施内容:M&Cホールディングス株式会社がシステムの提供を行い、利用状況などを分析してサービス改善や今後のインバウンド観光施策の検討に活用する
今後は、飲食店や宿泊施設などの情報掲載をはじめとする機能拡充も検討していくとしています。

関係者のコメント

西条市長の越智 三義氏は、石鎚山やうちぬき、西条まつり、旧陣屋跡に位置する愛媛民芸館などに触れ、「今回のCity Whisperの実証実験を通じて、『ここにも行ってみよう』『もう少し歩いてみよう』と、外国人観光客の皆さんの“もう一歩”を生み出したいと考えています」とコメントしています。
また、M&Cホールディングス株式会社代表取締役の安野 けん氏は、「City Whisperは、旅行者が立っているその場所で、その土地の物語を母国語の音声で受け取れるサービスです」とした上で、実証実験を通じて世界中の旅行者がまだ知られていない西条に出会うきっかけにしたいと述べています。
本記事は西条市およびM&Cホールディングス株式会社の発表をもとに作成。
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