Bennu、AI検索対策実態調査を発表 構造化データ未実装は58.7%に
株式会社Bennuは、AIO/GEO/SEO横断診断ツール「AIOGeoScan」において2026年8月に実行された診断ログ7,803件を解析した「AI検索対策(AIO/GEO/LLMO)実態調査レポート【2026年8月度】」を公開しました。調査の結果、構造化データの未実装や重複定義、信頼性シグナルの欠如、AIクローラー向けファイルの未整備など、複数の指標でAIに自社サイトの情報が正しく伝わっていない状況が示されています。
構造化データの未実装と重複定義の課題
調査によると、構造化データ(JSON-LD)の未実装率は58.7%(4,580/7,803ページ)となりました。また、実装済みのサイトにおいても、同一ページ内で「Organization」や「WebSite」といった同じ@typeが異なるscriptタグで重複定義されているケースが411件検知されています。
共通のヘッダーブロックと個別ページテンプレートから別々に出力されるなどして同一@typeが無秩序に重複定義されると、AIクローラーがそれぞれを別個の無関係なオブジェクトとして解釈してしまうため、共通の@id参照や@graph構文による構造統合が課題として挙げられています。
信頼性シグナルの未設定状況
AIがハルシネーション(情報の捏造)を抑制するために重視するE-E-A-T信頼性シグナルについても、広範な未対応が確認されました。
調査結果における各シグナルの未対応・未設定比率は以下の通りです。
- rel=authorリンク未設定率:98.7%
- 著者スキーマ(Person)未対応率:93.0%
- 日付マークアップ(timeタグ等)未設定率:89.1%
- 最終更新日(dateModified)未定義率:78.9%
AIはソースコードのシグナルから著者や更新日を読み取るため、これらが未整備のサイトは信頼性評価において不利に働く可能性があるとされています。
AIクローラー向け案内・制御ファイルとアンサーターゲット構造
AIクローラーに自社サイトの文脈や重要ページの要約をMarkdown形式で構造化して伝える案内ファイル「llms.txt」の未設置率は87.1%(6,799/7,803ページ)でした。また、巡回可否を制御する「robots.txt」の未設置率も40.0%(約3,121/7,803ページ)となっています。
現時点でllms.txtの読み取りを公式に表明している主要AIプロバイダーはなく、実際の参照率も限定的との調査結果もありますが、案内・制御ファイルを整備することは今後のAI経由流入への備えとして重要とされています。なお、AIクローラーが優先抽出する「H2見出し直後の要約構造」を保証できていないアンサーターゲット構造の不備率は77.5%(6,046/7,803ページ)となり、6月度調査から引き続き高い水準で推移しています。
株式会社Bennuの概要
東京都渋谷区神宮前に本社を置く株式会社Bennu(代表取締役:髙木啓太)は、デジタルマーケティングや広告・メディア事業、AIOコンサルティングなどを展開しています。
- 会社名:株式会社 Bennu(ベヌウ)
- 設立:2020年2月
- 代表者:代表取締役 髙木 啓太
- 本社:東京都渋谷区神宮前 2-18-19 the Folks 3C
- URL:https://bennuinc.com/
本記事は株式会社Bennuの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



