グッチは2024年8月2日、日本上陸60周年を記念したエキシビション「Bamboo 1947: Then and Now バンブーが出会う日本の工芸と現代アート」を東京・銀座のグッチ銀座 ギャラリーにて開催を開始した。

本展では、グッチのアイコンである「グッチ バンブー 1947」のヴィンテージ ハンドバッグを用いて、日本の伝統工芸作家とコンテンポラリーアーティストが創り上げた60点の作品を展示。「グッチ バンブー 1947」ハンドバッグの歴史も紹介される。

「グッチ バンブー 1947」は、1947年にブランド創設者グッチオ・グッチの革新的な発想とグッチの職人の卓越した技術により誕生。以来、グッチを象徴するアイコニックでエレガントなデザインとして現代まで受け継がれている。

今回、グッチの専任アーキビストが厳選した1980年代から90年代のヴィンテージバッグに、日本の匠の技とアーティスティックな美学が新たな命を吹き込んだ。日本の伝統工芸作家やコンテンポラリーアーティストとのコラボレーションを通じ、ヴィンテージバッグをアップサイクルし、アートへと昇華させるプロジェクトにより、グッチのアーティスティックなビジョンと日本との長い絆を体現している。

会場の6階では、1960年代初期のアーカイブから現在のクリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノによる新作まで約400点の「グッチ バンブー 1947」ハンドバッグを展示。日本の伝統工芸とのコラボレーションによるアーカイブバッグも紹介され、その歴史とクラフツマンシップを体感できる。

7階のメイン会場では、サバト・デ・サルノがセレクトした日本の伝統工芸作家とコンテンポラリーアーティストが手掛けた、ヴィンテージの「グッチ バンブー 1947」ハンドバッグを用いた唯一無二のアートピース60点を展示。ファッションとアートやカルチャーが交わる新たな次元で、そのタイムレスな魅力を放っている。

展示される60点の「グッチ バンブー 1947」ハンドバッグはアートピースとして販売され、新たな持ち主のもとで本物のクラフツマンシップとクリエイティビティに裏打ちされた物語を紡ぎ続ける。

参加アーティストには、人間国宝の彫金家・桂盛仁氏、その弟子で彫金家の北東尚呼氏、沖縄の伝統工芸・琉球漆器の塗師・渡慶次愛氏、佐賀・有田の陶芸家・中里博恒氏、写真家の森山大道氏、画家の八重樫ゆい氏と横山奈美氏らが名を連ねた。

会期は2024年9月23日まで。入場は無料で、予約不要。グッチの60年に及ぶ日本での歴史と、ファッションとアートが織りなす新たな地平を目撃できる貴重な機会となっている。