鉄道系位置情報アプリ『トレイントレイン』配信開始、日本の鉄道事業者の10%が参画

リアルワールドゲームス株式会社(RWG)は、2024年7月31日に鉄道と位置情報サービスを組み合わせたスマートフォン用位置情報アプリ『TRAIN & TRAIN(トレイントレイン)』の配信を開始した。このアプリは、RWGの3D地図基盤「TERRA」を活用して開発されたもので、プレイヤーの実際の位置情報とアプリ内の地図が連動し、プレイヤーの移動によってアプリが進行していく仕組みになっている。

プレイヤーは鉄道会社の社長となり、自社の発展のために全国各地の駅を巡り、路線の開拓をしていく。目標は全国約9000駅、500路線のコンプリートだ。

注目すべきは、アプリローンチ前の事業開発開始からわずか3ヶ月で、日本の鉄道事業者の10%が参画していることだ(2024年7月31日時点)。参画鉄道事業者は今後も増えていく予定とのことだ。

今後のアップデートでは、アプリ内に各地の観光地や特産品などのご当地要素が登場し、地域イベントや鉄道イベントと連動したアプリ内イベントも開催される予定だ。これによりアプリとイベント間の相互送客を目指すという。

鉄道事業者にとっては、基本出店が無料で本プラットフォームに参画でき、沿線沿いや地域のイベントがアプリ内に登場することで沿線利用を促進できるメリットがある。また、デジタルネーミングライツ等のアプリ内広告といった収入増にも貢献できる仕組みが用意されている。

自治体にとっては、公共交通機関の利活用による回遊促進で、観光・健康の地域課題の解決を一緒に目指せるメリットがある。

RWGは全国の鉄道事業者と協力し、『トレイントレイン』を通じて地域活性化を推進していく方針だ。アプリのインストールは、iOSとAndroid(近日公開)で可能となっている。