なかよし学園、カンボジアで美容師の堀朋幸氏とキャリア教育やヘアカット支援を実施
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、2026年8月21日から28日まで実施した「カンボジアプロジェクト2026」において、美容師の堀朋幸氏による「なかよしヘアデザイン・国境なき美容師団プロジェクト」を実施しました。現地では地雷除去チームなどへのヘアカット支援が行われたほか、シェムリアップ州内の2校でキャリア教育「CHANGE」が展開されました。美容の技術を通じて、子どもたちに仕事や学び、将来の選択肢について伝える取り組みとなっています。





地雷除去スタッフへのヘアカットと安全支援



プロジェクトの一環として、8月24日と25日にAKIRA地雷博物館およびカンボジア政府の正式なライセンスを持つAKIRA地雷除去チームのスタッフを対象としたヘアカットが行われました。強い日差しと暑さの中で防護装備を着用して作業する現場の環境を踏まえ、前髪が視界を遮らず手入れがしやすいスタイルに仕上げられました。


株式会社ネオ・ゼロ代表取締役で美容室Sakuグループを展開する堀朋幸氏は、一人ひとりの仕事や希望を確認しながら施術を行いました。危険な業務に従事するスタッフの安全や尊厳、気持ちの切り替えを支援する取り組みとなっています。
小学校で展開したヘアデザインの授業とキャリア教育
8月25日にはSPEAN CHRIEV AMELIO PRIMARY SCHOOLで約100名の児童を対象に「視覚と錯覚」をテーマとした授業が行われました。図を用いた理論解説や、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト代表の中村雄一氏をモデルにしたカットの実演が行われたほか、児童がヘアデザインを体験する「プリンセス・プリンスタイム」では男子児童2名、女子児童1名が参加しました。
翌8月26日にはMy Happy Village Cambodia Schoolでキャリア教育「CHANGE」が実施されました。「We can be everything.」をテーマに、学びや経験を積むことで仕事の選択肢が広がる仕組みを説明し、堀氏によるカット実演や女子生徒2名へのヘアデザイン体験が行われました。
現地の雇用課題と専門技術に触れる意義
カンボジアでは経済成長が続く一方で、若者の雇用や熟練人材の不足、都市部と地方の機会格差などが課題とされています。日常的に専門職の技術に触れる機会が限られる地域において、第一線の専門家が技術を実演することは、子どもたちに多様な生き方や職業を知ってもらう契機となります。
中村代表は、専門性を世界の教育に活かす取り組みについて、誰もが自分の仕事を通して平和づくりに参加できる国際協力の形であると述べています。また、支援を受けた側が将来は支える側へと育つ循環型教育支援「CoRe Loop」の推進を目指しています。
実施概要
- プロジェクト名:国境なき美容師団プロジェクト
- 全体事業名:カンボジアプロジェクト2026
- 実施期間:2026年8月21日~28日(ヘアデザイン活動実施日:2026年8月24日~26日)
- 実施地域:カンボジア王国シェムリアップ州
- 実施場所:AKIRA地雷博物館、SPEAN CHRIEV AMELIO PRIMARY SCHOOL、My Happy Village Cambodia School
- 主な内容:地雷除去スタッフへのヘアカット、視覚と錯覚の授業、美容師の仕事紹介、キャリア教育「CHANGE」、児童生徒へのヘアデザイン体験
- 講師:堀朋幸氏(株式会社ネオ・ゼロ代表取締役、美容師、なかよし学園メンバー)
- 授業設計・進行:中村雄一(特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト代表)
- 実施団体:特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
- 関連事業:公益信託今井記念海外協力基金助成事業「カンボジアプロジェクト2026」
本記事は特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの発表、世界銀行「Cambodia Economic Update June 2026」、国際労働機関(ILO)「The ILO in Cambodia」の公表情報をもとに作成しました。
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