音楽とアートの融合「MUSIC LOVES ART 2024」、大阪で開催へ

文化庁は、世界的に展開できる作品をアーティストと創作し、日本を文化芸術のグローバル発信拠点へと成長させるプロジェクト「MUSIC LOVES ART 2024 – MICUSRAT (マイクスラット) -」を、2024年8月12日から25日の14日間、大阪府大阪市および吹田市で開催する。千葉県千葉市(幕張新都心)と同時開催となる。

大阪市内の多数のスポットでは若手現代アーティストのアート作品展示が行われ、吹田市では都市型音楽フェスティバル「SUMMER SONIC OSAKA」とのコラボレーションにより大型アート作品の展示が予定されている。また、8月23日には大阪市中之島でカンファレンス・ネットワーキングイベントが開催され、文化芸術の担い手やクリエイター等と経済・ビジネスを担う関西圏の企業が集い、文化芸術と経済が融合する地域の未来像などについて議論が交わされる。

プロジェクトのテーマは「はんえい」。大阪の「阪」を読み込んだ「阪栄」などのイメージを膨らませると同時に、文化芸術そのものが「時代を”反映”し、世界の発展や”繁栄”を願う」という意味合いも込められている。

大阪市内では『STAMP MAP ART』と題し、展示作品やパブリックアート、アートスポットを巡ってスタンプを集めると「公式ノベルティ」と交換できる取り組みも実施。吹田市では「SUMMER SONIC OSAKA」とのコラボレーションによる大型アート作品の展示が予定されている。

カンファレンスでは「Cultural business transformation(CBX)とクリエイティブ地域圏の実現に向けて」をテーマに、創造性の進化や関西発のクリエイティブ地域圏の創造、企業の文化芸術への関わり方などについてのセッションが行われる予定だ。