あそび with ALL設立へ プレイカーの伴走支援や災害連携を強化
災害時や平時における移動式あそび場「プレイカー」の展開と実践団体への伴走支援を行ってきた「J-CST」は、中間支援と災害時のネットワーク構築に特化した新組織として、一般社団法人あそび with ALLを設立します。あわせて同法人の設立を記念したクラウドファンディングを開始し、目標金額としてファーストゴール250万円の達成を目指します。これまでの支援実績をもとに、住む場所や状況に関わらず、すべてのこどもにあそぶ権利が保障される社会の実現を目指して活動を加速させていく方針です。
災害時や平時のプレイカー展開とこれまでの支援実績
J-CST(Japan Children’s Support Team)は、特定非営利活動法人Chance For All、認定NPO法人かものはしプロジェクト、一般社団法人移動式遊び場全国ネットワーク、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが立ち上げ、プレイカーを活用した取り組みを全国で展開してきました。

日本学術会議の提言「我が国の子どもの成育環境の改善にむけて-成育空間の課題と提言2020-」では、都市部の小学生の約8割が平日の放課後に全く外遊びをしていないという調査結果が報告されています。また、災害時には公園や校庭が避難所となり、こどものあそぶ環境が制限されやすい現状があります。
J-CSTでは、令和6年能登半島地震や2025年9月の静岡県牧之原市における竜巻災害、令和8年熊本地震などでプレイカーによるあそび場を展開してきました。令和8年熊本地震では8月1日(土)より被災地に入り、8月中に芦北町・宇城市・嘉島町・氷川町・八代市などで25回のあそび場を実施し、524名のこどもたちが参加しました(2026年8月31日時点)。また、2025年度には全国でプレイカーに取り組む7団体に伴走し、のべ10,000人を超えるこどもたちにあそぶ環境を提供しました。
新法人が推進する3つの活動の柱
東京都台東区に設立される一般社団法人あそび with ALL(代表理事:國定 奈央子)は、すべてのこどものあそぶ権利が保証される社会の実現を目指し、以下の3つの活動を推進します。
- 「プレイカー」の担い手への助成・伴走支援
プレイカーに取り組む団体や地域コミュニティに対し、資金助成とノウハウ面での伴走支援を行い、活動の地域定着を支援します。
- 災害時に備えたネットワークの構築/発災時のあそびを通じた支援
発災時にこどもたちが安心してのびのびとあそべる環境をつくり、心の回復を支援するため、あそびに関わる団体や災害支援団体・個人をつなぐコーディネート体制を整備します。
- あそびの現状や価値を可視化する調査研究の実施/社会発信
プレイカーの実態やあそびの価値を可視化する調査研究を実施し、得られた知見を発信して社会の機運づくりを後押しします。
設立記念クラウドファンディングの実施と団体概要

法人設立を記念し、実践団体の活動立ち上げなどを支えるクラウドファンディングが実施されます。
車載用プレイキットを導入して1団体が1年間活動を続けるには約30万円が必要となるほか、プレイカーに使用する車両の購入には中古車でも約150万円がかかります。同法人では、初期費用が壁となっている団体の挑戦を支えるため、資金助成やノウハウ提供を進めていくとしています。
団体概要
- 団体名:一般社団法人あそび with ALL
- 代表理事:國定 奈央子
- 所在地:東京都台東区上野六丁目1番6号御徒町グリーンハイツ1005号
- コーポレートサイト:https://asobiwithall.org
- 公式X:https://x.com/asobiwithall
- 公式Facebook:https://www.facebook.com/asobiwithall/
本記事は一般社団法人あそび with ALLの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



