アビームコンサルティング、変革テーマ創出から実装まで担う新組織IRIを始動
アビームコンサルティング株式会社は、日本およびアジアを起点に社会・産業・技術の変化を捉え、次世代の変革テーマの創出から先端技術・手法の開発、実証・初期実装までを一体で推進する組織「Intelligence & Research Institute(IRI)」を始動した。企業や公共団体の変革支援を通じて培ってきた産業・テクノロジーの知見と現場での実践知を結集する。企業、行政機関、研究機関、アカデミアなどとの共創を通じて、事業機会の創出や産業競争力の強化、社会課題の解決につながる価値創出を目指す。
新組織設立の背景と役割
先端技術の進展や経済安全保障への関心の高まり、地政学リスクの複雑化などを背景に、産業構造や企業を取り巻く環境は大きく変化している。こうしたなか、企業には顕在化している課題への対応に加え、変化の兆しを捉えて将来の経営アジェンダとして設定し、新たな成長機会や社会課題の解決につなげることが求められている。
産業界や企業・公共団体が最新技術や産業トレンドを取り込むには、技術の可能性理解に加え、経営課題と現場課題の双方を捉えて有効性と実現可能性を検証することが重要となる。IRIでは、アジア各国での実績を通じて培った知見や顧客基盤、実践知と、国内外の調査研究や外部ネットワークを掛け合わせ、変革テーマの具体化から実証、初期実装までを一体で進めるとしている。
IRIが目指す姿とアプローチ
IRIは目指す姿として、以下の3点を掲げている。
- 日本・アジアを起点に、世界の変化を独自のIntelligenceへ
- Intelligenceを経営アジェンダと変革テーマへ
- Think & Doを一体で進め、構想を実証・実装へ
研究テーマごとに問いと仮説を設定し、調査・対話・実証を通じて得た知見を事業化・社会実装へとつなぎ、次の問いへ還流させるアプローチをとる。このサイクルを「問い → Research → Intelligence → 変革テーマ → 実証・実装 → Outcome → 新たな問い」として継続的に発展させる。
取り組む5つの領域
IRIでは以下の5つの領域において取り組みを推進する。
- 産業競争力強化・先端製造:先端製造技術の適用と産業基盤の高度化を通じた新たなものづくりの形の導出と実証検証、産業競争力の強化に向けた新たなイノベーション像の提示
- 社会イノベーション:社会・環境と経済価値を両立する地域産業振興の形の提示と、新たな社会インフラの実装検証
- 新産業創出:日本発・アジア発の強みを活かした生活者と未来産業の視点からの、新たな産業・事業機会の勝ち筋の提示
- AI・デジタル・次世代技術:AI/AIエージェント・量子技術・ロボティクスなど、先端技術領域の新たな利活用の方向性の提示と実証検証、次世代のAI・データ基盤像の導出と実証検証
- レジリエンス・経済安全保障:経済安全保障やサプライチェーン強靭化を通じた、企業・社会の持続的成長基盤の導出
今後の展望
Intelligence & Research Institute Leaderの橘 知志氏は、技術そのものだけでなく産業構造や社会課題、現場の実態を踏まえて活用できる形へ具体化する視点が不可欠であるとし、現場での実装を通じて変革を前進させることで社会や産業の持続的な発展に貢献していく姿勢を示している。
今後は研究テーマごとの調査研究に加え、国内外30を超える産官学の団体・地域エコシステムやアカデミアとの連携基盤をもとに、共創ネットワークの形成と実証フィールドの確保・運営を進める方針だ。
東京都中央区に本社を置くアビームコンサルティング株式会社(代表取締役社長:山田 貴博)は、アジアを中心とした海外ネットワークを通じて総合マネジメントコンサルティングサービスを提供している。

- プロフェッショナル数:約 9,700 名
- ホームページ:https://www.abeam.com/jp/ja/
本記事はアビームコンサルティング株式会社の発表をもとに作成。
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