ニトリリテールタイがBill One導入 年間約400時間の業務削減を実現
Sansan株式会社は、タイ国内で家具・インテリア用品の販売を手掛けるNitori Retail (Thailand) Co., Ltd.(ニトリリテールタイ)における経理AXサービス「Bill One」の導入事例と成果を発表しました。
ニトリリテールタイは、タイ国内の本社と全13店舗に在籍する従業員約240名がBill Oneを利用する体制を構築し、業務フローの自動化と標準化を推進しました。これにより、年換算で約400時間の業務削減と支払管理体制の強化を実現しています。
導入の背景と直面していた課題
ニトリリテールタイでは新規出店を加速させる中、商業施設デベロッパーや物流会社、店舗設計・施工会社など多数の取引先から紙の請求書を受領していました。従来は発注担当者が支払申請を行う際、請求書と発注書の目視確認や専用のExcelフォーマットへの転記に多くの時間を要していました。
また、発注部門内での請求書の受け取りや確認、承認の状況が経理部門から把握できず、支払漏れなどのコンプライアンスリスクが存在していました。多店舗展開に伴う定型業務の負荷、教育コストの増加、支払漏れリスクを構造的に解消するため、同社は2025年12月にBill Oneを導入しました。
業務フローの標準化と導入成果
Bill Oneの導入により、オンライン上で請求書を一元管理し、確認から支払申請までを行う業務フローへ移行しました。発注書と請求書を金額ベースで自動照合する機能を活用することで、Excelへの転記作業や目視確認の時間を削減し、年換算で約400時間の業務削減を達成しています。これにより、本社の経理、建設・施工管理、IT部門に加え、各店舗のスタッフを含む計240名で業務生産性が向上しました。
さらに、全社における請求書の受け取りや確認、承認フローが可視化されたことで、処理遅延や支払漏れを未然に防ぐ体制を整備しました。オンライン管理によって、監査や決算資料の作成時にも迅速にデータへアクセスできるようになり、対応工数の削減につながっています。
ニトリリテールタイの経理マネジャーである佃 実佳氏は、決算対応の負荷が軽減されたことに加え、現場での照合作業時間が削減されるなど、法律で原本保管が義務付けられているタイにおいても業務改善を実感できたとしています。
東南アジア各国への展開を見据えた展望
ニトリグループは2026年3月末時点で海外に209店舗を展開しており、東南アジア各国への積極的な出店を継続しています。出店拡大に伴う人件費や教育コストの増加に対応するため、AIやDXツールを活用したオペレーションの標準化を進めています。
NITORI RETAIL (MALAYSIA) SDN. BHD.でASEAN&インド 経理マネジャーを務める銀杏 悠作氏は、タイでの運用に続き、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポールへの展開も検討していると言及しています。現場からの機能改善リクエストを反映させながら、グループ全体の生産性向上と多店舗運営を支える基盤づくりを目指す方針です。
関連会社概要
Nitori Retail (Thailand) Co., Ltd.
- 代表者:佐野 雅俊
- 創業:2022年11月
- 事業内容:家具・インテリア用品の販売
- 所在地:23/57 Sorachai Building 17th Fl., Soi Sukhumvit 63, Sukhumvit Rd., Klongton-nuea, Wattana, Bangkok 10110, Thailand
- URL:https://www.nitori.co.th/
Sansan株式会社
- 設立:2007年6月11日
- 所在地:〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
- 資本金:73億58百万円(2026年5月31日時点)
- 事業内容:働き方を変えるAXサービスの企画・開発・販売
- URL:https://jp.corp-sansan.com/
本記事はSansan株式会社の発表をもとに作成されています。
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