リクエスト、AIと仕事を進めるための人間とAIの協働原則を公開
組織行動科学®の研究や教育開発を行うリクエスト株式会社は、個人の目的や実務経験を出発点としてAIと業務を進めるための「人間とAIの協働原則」を公開しました。五つの原則と六つの確認メモを通じ、AIとの対話や実際の業務において目的や背景を問い直し、次の仕事へ知見を生かすための進め方を提案しています。あわせて、会議資料づくりの実践例をまとめた図解や、解説を収録したPDF資料も提供されています。
経験と判断を次の仕事につなげる協働原則
今回公開された資料は、AIへの指示や作成された資料だけでなく、その前後にある人間の経験と判断を扱う構成となっています。何を行ったかだけでなく、何をよりどころに考え、どのような条件で選び、何が起きたかを一つの仕事としてつなぐ進め方を紹介しています。
すでにAIを活用している人には条件が変わったときに見直す箇所の整理として、これから取り組む人にはAIと考えることと実際に確かめることを整理する入口として活用できます。同僚との共同作業や引き継ぎにおいて、判断の理由や未確認事項を共有する材料としても使うことが想定されています。

資料は、詳しい説明と根拠を収録した全9ページの全文PDFと、会議資料づくりの図解11枚に補足3ページを加えた全14ページの図解版PDFが用意されています。
目的や背景を言語化しAIとの対話で問い直す


本原則では、仕事を早く終えたいといった個人の目的も出発点として扱います。労働政策研究・研修機構の研究でも仕事選択に関する価値観が複数に整理されていることに触れ、目的の違いを人の優劣とせず、本人が望むことと仕事に必要な条件の両立を考えます。

目的や背景は最初から完成している必要はなく、違和感や一つの出来事から整理を始めることも可能としています。「人間が目的を完成させ、AIが方法を出す」という一方向の利用にとどまらず、目的や背景も問い直し、実際の結果から見直す往復のプロセスを仕事の中に組み込むことを提案しています。

また、経験を活用する際は、確認した事実と考えた解釈を分けて扱う重要性を示しています。AIとの対話においても、自分の案に沿った説明を整えるだけでなく、別の説明や案が成り立たない条件も検討する関わり方を提示しています。

必要な確認条件の整備と根拠の検証

仕事に必要な品質や責任を果たすため、担当者一人に負担を負わせるのではなく、情報へのアクセスや確認時間、相談先の有無など、仕事を依頼する側と引き受ける側で条件を確かめる必要性を挙げています。

AIが生成した予測と実際の発言や記録は分けて扱い、重要な内容は元の資料の記載や条件への適合性を確かめることが求められます。米国NISTの生成AI向けリスク管理資料においても、出力に含まれる出典・引用の検証が推奨されている点に言及しています。

代表取締役の甲畑 智康氏は、実際の経験から得た事実を手がかりに目的と背景を持ち、それをAIに渡すだけでなく自身の見立ても問い直すことを大切にしているとしたうえで、「善くしたい」という意思だけで終わらず、実際に起きたことから学ぶ仕事を増やす意向を示しています。

- 会社名:リクエスト株式会社
- 代表者:代表取締役 甲畑 智康
- 所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
- 公式サイト:https://requestgroup.jp
- 会社概要:https://requestgroup.jp/corporateprofile
- お問い合わせ:https://requestgroup.jp/request
本記事はリクエスト株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



