すみだジャズ2024、イベントTシャツ完成で支援呼びかけ
すみだストリートジャズフェスティバル実行委員会は、2024年版のイベントTシャツが完成したことを発表した。このTシャツには、墨田区にゆかりのある建物などがイラストに描かれている。グッズの購入が貴重な運営資金となるため、実行委員会はTシャツなどグッズの購入による支援を呼びかけている。
Tシャツのデザインは、音楽と芸能の神様「弁天」(弁財天)様がモチーフとなっている。デザインを手がけたのは、グラフィックデザイナーの円狐(まるこ)氏だ。円狐氏は、コロナ禍で暗かった世の中が、ジャズをはじめとするフェスによって、たくさんの音楽に浸れる世界に戻ることを願い、デザインに込めたという。
Tシャツは、明るめのトーンで昼間のイベントをイメージした白と、抑えめのトーンで夜のイベントをイメージした黒の2色が用意されている。これらのTシャツを製造しているのは、1935年創業の墨田区の老舗Tシャツメーカー「久米繊維工業」だ。国産の材料にこだわり、丈夫で洗いざらしの綿の心地よさが特徴だという。
すみだストリートジャズフェスティバルは、2010年より全会場入場無料で開催されている音楽イベントだ。「音楽都市すみだ」において、誰もが生の演奏を耳にし楽しめることを目指している。開始当初から全会場入場無料であることをアイデンティティの一つとして運営されており、地元墨田区の企業や個人からの支援を受けてきた。
しかし、イベントの特性上、多大な費用が発生するため、企業や個人の協賛のみでは運営費用を賄うことができない。そこで、毎年オリジナルTシャツなどのグッズを作成し、来場者に購入してもらうことで貴重な運営資金としている。
実行委員会は、Tシャツの購入によるイベントへの支援を呼びかけている。当日は、ボランティアスタッフもすみだジャズTシャツを着用し、来場者を迎える予定だ。
音楽を通じて墨田区の魅力を発信する「すみだストリートジャズフェスティバル2024」は、10月19日(土)・20日(日)に錦糸公園を中心に墨田区内全26会場で開催。多様な年齢やジャンルのアーティストや団体がパフォーマンスを披露し、音楽と食の祭典として家族や仲間と一緒に楽しめるイベントとなっている。