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アイリス Evidence FinderでSakana AIモデル活用に合意

アイリス株式会社は、自社が提供する医師向けエビデンス検索ツール「Evidence Finder」において、Sakana AI株式会社のモデルを用いることで合意した。両社が開発したアルゴリズムを組み合わせて実装を進める。日本語特化モデルを用いた評価では、医師国家試験で高い正解率を記録したとしている。

Evidence Finderの特徴とアルゴリズム実装

Evidence Finderは、引用文献の透明性とハルシネーションの抑制を重視した医師向けエビデンス検索機能である。医師の質問に対してPubMed等の文献検索とAIによる回答生成を組み合わせ、引用文献を明示しながら回答を提示する。さらに、AIが引用した文献の実在性を自動検証するVerify機能を標準搭載しており、医師が一次文献に速やかに到達できる導線を提供する。なお、本サービスは医療機器ではなく、一般的な医学情報の提供等を行うものであり、特定の患者の疾病の診断・治療・予防等を目的としたものではない。

Evidence Finderの詳細アルゴリズムは特許出願中であり非公開とされているが、アイリス株式会社が開発したアルゴリズムと、Sakana AI株式会社が開発したアルゴリズムを組み合わせて実装が行われる。

製品紹介ページ:https://overview.evidencefinder.jp/

第120回医師国家試験で正解率96.4%を達成

Sakana AI株式会社の日本語特化モデル「Sakana Namazu」を利用したEvidence Finderモデルにおいて、2026年2月に実施された第120回医師国家試験を解いたところ、96.4%の正解率(482点/500点満点、回答完遂率100%)を達成した。

製品版のEvidence Finderは医師国家試験等で出題される画像問題に対応しておらず、テキスト質問のみに回答する仕様となっているが、今回はモデル本来の性能を評価する目的で画像の拒否といった制約を取り除いて実施された。この結果は、2026年9月1日時点のアイリス株式会社調べ(各社公表資料等で確認可能な第118回以降の医師国家試験の評価結果を比較)において、経済産業省GENIACが指定する「国産基盤モデル」を用いた評価の中で最高得点であるとしている。

国産AIの医療行政およびAX・DXへの活用

国産AI(ソブリンAI)の活用は、骨太方針2026(経済財政運営と改革の基本方針2026・内閣府)をはじめ政府が促進する、日本の医療行政やAX/DXにおける重要な取り組みと位置づけられている。アイリス株式会社は、技術および規制が交わる領域で先進的な事例を社会提案・臨床実装することを通じ、未来の日本の保健医療の充実に向けた取り組みを進めるとしている。

代表取締役の沖山翔氏をはじめとする医療従事者や行政出身者、データサイエンティストらが揃い、機械学習技術を活用したAI医療機器などの開発を行っている。

  • 会社名:アイリス株式会社
  • 代表取締役:沖山翔
  • 設立:2017年11月
  • 本社所在地:〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町28-4
  • 事業内容:AIを用いた医療機器の開発・製造・販売及び機械学習技術・AIモデルの研究開発
  • 企業URL:https://aillis.jp/

本記事はアイリス株式会社の発表をもとに作成されています。

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