劇団狼少年最新作『惑星地球-1.3』が仙台で上演決定

劇団狼少年の第十三回公演『惑星地球-1.3』の仙台公演が、2024年9月6日から9月8日までパトナシアター(宮城野区文化センター)にて上演される。

東京下北沢での公演は連日満席となり、大盛況のうちに幕を閉じた。来場者アンケートでは、「会場は涙の嵐。すすり泣きではなく、嗚咽泣きがいっぱい聞こえてきた」「生きるという意味を考えさせられた」など、観客の心に深く響いた様子がうかがえる。

本作は、小惑星の墜落によって未曾有の大災害に見舞われた小さな港町を舞台に、過去・現在・未来が交差する人々の想いを描いた、魂を揺さぶるSFヒューマンドラマだ。原案・演出を務めるのは、劇団狼少年主宰の奥津裕也。近年では主演映画「曖昧な楽園」が東京国際映画祭ノミネートや新藤兼人賞金賞を受賞するなど活躍している。

奥津は、「生きる」ということの意味を問いかける。「生きる為に何かを犠牲にし、よりよい環境で生き、様々な術を使って生き、言い争い、それでも生きる。これは本当に私たちが『生』を受け、この地球に降り立った本来の目的だったのでしょうか」と、観客に投げかける。そして、「我々は全てのものと共存して生きている」と語り、この作品を通して、観客一人一人の「生」を感じてもらいたいと述べている。

チケットは、こりっち予約サイトとチケットぴあにて発売中。一般4,800円、U-18割引3,000円、VIP席8,000円(最前2列席確保&特典付き)となっている。2025年で結成10周年を迎える劇団狼少年の最新作に注目だ。