老人ホーム見学で年金への言及は大阪が東京の約2倍 食事は東京が高い結果に
株式会社クーリエの社内研究機関である「みんなの介護研究所」は、介護施設検索サイト「みんなの介護」経由で老人ホームを見学した人を対象としたアンケートの集計結果を公表した。自由記述における話題を分析したところ、「年金で足りるか」に触れた割合は大阪府が6.0%と、東京都の3.1%に対して約2倍となった。一方で「食事」への言及は東京都が43.9%となり、大阪府の40.2%を3.7pt上回った。

年金への言及率は大阪が6.0%で東京の約2倍に
見学アンケートの自由記述(雰囲気・スタッフ・介護看護・費用・その他の5項目)の集計において、「年金で足りるか」に触れた見学者の割合は大阪府が6.0%、東京都が3.1%となった。大阪府は東京都の約2倍となっており、老人ホームの費用が月々の支払いを基本とするなかで、年金収入で賄えるかどうかの関心に違いがみられる結果となった。

食事は東京が43.9%で上回る一方、医療連携や費用感は東西で共通
話題別の言及率を比較すると、「食事」は東京都が43.9%、大阪府が40.2%と東京が3.7pt高かった。

一方で、「医療連携」は東京都が28.7%で大阪府が28.2%(差0.5pt)、費用が「高い」という声は東京都が12.1%で大阪府が12.7%(差0.6pt)と、いずれも1pt未満の差にとどまった。見学者が気にするポイントの多くは東西で共通しているものの、食事と年金の2点において違いが表れた。
不安の持ち方に地域差か「月々の支払い総額の確認を」
みんなの介護研究所の所長を務める武智弘樹氏は、公的統計における年金の受給額や生活保護の状況には東京と大阪で目立った差がないとしたうえで、「受け取る額よりも、年金の範囲で暮らしていけるかという不安の持ち方に地域差があるのかもしれない」と指摘している。また、見学時に月々の支払い総額を担当者へ確認し年金で払い続けられるかを確かめることや、食事付き見学会の活用などを挙げている。
調査概要
- 調査実施日:2026年9月14日
- 調査対象サイト:「みんなの介護」https://www.minnanokaigo.com/
- 調査対象:2025年9月~2026年8月に「みんなの介護」経由で東京都・大阪府所在の老人ホームを見学し、見学アンケートに回答した人(全施設種別合算)
- 調査機関:みんなの介護研究所(株式会社クーリエ)
- 調査手法:自社アンケートデータの集計
- 算出方法:見学アンケートの自由記述(雰囲気・スタッフ・介護看護・費用・その他の5項目)のいずれかに「年金」という語を含む回答の割合を、東京都・大阪府それぞれで算出した。同じ自由記述から、食事・医療連携(病院との連携や往診等)・費用が「高い」への言及率も同様に算出した。回答数は東京都2,426件・大阪府1,949件。

株式会社クーリエについて
株式会社クーリエは、介護施設検索サイト「みんなの介護」などを運営している。
- 会社名:株式会社クーリエ
- 所在地:〒150-6009 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9階
- 代表取締役:安田 大作
- コーポレートサイト:https://www.courier.jpn.com/
本記事は株式会社クーリエの発表をもとに作成。
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