岡山大学、医療的ケア児の手技統一手順書に沿った解説動画をWeb公開
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)小児急性疾患学講座の鷲尾洋介特任教授らは、医療的ケア児に対する手技を岡山県内で統一するための手順書に沿った解説動画を制作した。本動画は2025年に実施したクラウドファンディングによる支援を受けて制作され、2026年7月28日に岡山県医療的ケア児支援センターのウェブサイトで公開された。
手技統一手順書の作成と活用の広がり


鷲尾洋介教授らは、県内の関係医療機関と協力し、医療的ケア児に対する痰の吸引や経管栄養などの手技を岡山県内で統一するための手順書(パンフレット)を初めて作成した。2024年10月から岡山県医療的ケア児支援センターのウェブサイトに掲載されている。
この手順書は岡山県全域の医療機関において退院指導などに使用されるようになり、標準的な医療的ケアの手順を行う指標となりつつある。県内だけでなく他の自治体からも問い合わせが寄せられるなど、利用が広がっている。
手順書の内容をより分かりやすく伝えるため、「医療的ケア児のための動画制作プロジェクト」と題したクラウドファンディングが2025年に行われた。獲得した資金をもとに手順書に沿った手技解説動画が制作され、2026年7月28日に岡山県医療的ケア児支援センターのウェブサイトで公開を開始した。
手順書と解説動画を同時に公開することで、新たに医療的ケアを学ぶ人が視覚的に情報を得て、手技を獲得しやすくなることが期待されている。動画は全国の誰でもアクセス可能な形で公開されている。


英語版の制作や研修会の企画を予定
今後はクラウドファンディングで集まった寄付金を活用し、手順書および動画の英語版作成を進めるほか、医療的ケアの研修会などの企画も予定している。
鷲尾洋介教授は、障害を持って生きる人々が社会の一員として受け入れられ、支援者とともにサポートを受けながら成長できる社会を目指しており、手順書や動画がその一助になればと考えているとコメントしている。
本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成。



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