IT業界の多重下請け構造解消を目指すSaiteki、個人投資家7名から資金調達を実施

株式会社Saiteki(東京都中野区)は、IT業界における多重下請け構造の解消を目指し、ITソリューション事業、業界特化SaaSの開発販売、事業承継コンサルティングに取り組んでいる。同社は、7名の個人投資家から資金調達を実施したと発表した。

Saitekiの代表取締役である戸塚直道氏は、早稲田大学在学中に個人事業主として飛び込み営業を4年経験し、大和証券株式会社、株式会社日本M&Aセンター等での法人営業経験を積んだ後、ビットバンク株式会社、株式会社ディア・ライフにて新規事業の立ち上げを経験している。2024年5月にSaitekiを創業し、一般社団法人ベンチャー稲門会の代表理事も兼務している。

投資家の一人である株式会社ディア・ライフ代表取締役社長の阿部幸広氏は、「戸塚さんとはベンチャー稲門会を通じてお会いした後、弊社にも入社してもらい幅広い業務に対応してもらいました。巨大な市場で挑戦することや、戸塚さんの誠実な人柄と厳しい環境での営業経験に期待して投資を決めました」とコメントしている。

また、インパクトホールディングス株式会社のファウンダーである福井康夫氏は、「戸塚さんは事務局長として日頃から、熱心にきめ細かく対応して下さり、大変信頼出来る人柄だと思っています。当該事業の将来性や可能性もさることながら、人としての戸塚さんへの信頼から投資をさせて頂くことになりました」と述べている。

Saitekiは、代表自身が稼働経験を有するSES市場やM&A仲介市場等の巨大なマーケットにおいてソリューションを提供していく方針だ。IT業界の多重下請け構造という課題解決に向けて、同社の取り組みが注目される。