「Yahoo!オークション」がアプリ刷新、フリマとの連携強化

LINEヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットオークションサービス「Yahoo!オークション」は2024年7月23日、Android版スマートフォン用アプリをリニューアルした。iOS版の提供は2024年秋頃を予定している。

1999年9月にサービスを開始した「Yahoo!オークション」は、常時8,800万点以上の商品が出品される日本最大級のオークションサービスとして、希少価値が高い・高単価なものを中心にサービス規模を拡大している。2019年10月からは、より手軽に出品・購入などの取引ができるフリマサービス「Yahoo!フリマ」の提供を開始し、累計2,000万ダウンロードを突破した。

自分で価格がつけられないような商品や珍しい商品は「Yahoo!オークション」、安価でも早く売りたい商品は「Yahoo!フリマ」で出品するなど、目的に合わせて併用するユーザーが増えていることをふまえ、2023年10月には両サービスをヤフーブランドに統一した。今回のリニューアルでは、より一層サービス同士の利用体験を近づけ、これまで以上に併用しやすいサービスになることを目指している。

リニューアルのポイントは、「Yahoo!フリマ」に近いシンプルなUIに刷新したことと、併用をより便利にする新機能を追加したことだ。表示する要素をシンプルにすることで、より商品を見つけやすく、キャンペーン情報も確認しやすくなった。また、これまで「Yahoo!オークション」を利用したことのない方でも、入札まで迷わず直感的に利用ができるようにレイアウトを見直した。

さらに、「Yahoo!オークション」アプリから「Yahoo!フリマ」の商品がウォッチできるようになる。また、これまで「Yahoo!オークション」ブラウザ版と「Yahoo!フリマ」向けに展開していた「ほしい物リスト」も「Yahoo!オークション」アプリに追加され、ユーザーは製品を登録することで、「ほしい物リスト」から詳細なスペック情報や出品状況の確認が可能になり、価格・商品の状態・出品者の評価を一目で比較できるようになった。

主な変更点としては、ホームのタブを「おすすめ」「ピックアップ」「保存した検索条件」の3種類に統合し、「保存した検索条件」を複数設定した場合、1つのタブでまとめて閲覧できるようになった。検索では絞り込み機能の改善など、「Yahoo!オークション」と「Yahoo!フリマ」の両サービスの商品をより探しやすいデザインになった。出品ではより早く簡単に出品できるよう出品フォームを変更し、商品ページでは情報整理とわかりやすいクーポン表示へデザイン変更し、価格表記は税込価格に統一する。また、初めての方でも入札しやすいフローへ変更した。

『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに掲げるLINEヤフーが提供する「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」は、「モノの価値を最大化できるプラットフォーム」を目指し、今後も出品者・購入者双方にとって利便性が高く、お得で安全安心に売り買いできるよう取り組みを強化していく。