脚本家人気ランキング発表、宮藤官九郎が1位に

エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」を運営する株式会社WonderSpaceが、脚本家に関するWeb調査を行い、その結果を公開した。

調査では、「脚本がこの人なら見る!と思う脚本家」について100人にアンケートを実施。第1位は宮藤官九郎で、2024年1月のドラマ「不適切にもほどがある!」がスマッシュヒットとなり、改めてそのセンスと実力を見せつけた。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」「流星の絆」、NHK朝ドラ「あまちゃん」、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」など数々の名作を世に送り出した日本を代表するヒットメーカーだ。

第2位は三谷幸喜。「新選組!」「真田丸」に次ぐ第3弾、2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が大きな話題となり、日本を代表する脚本家としての存在感を知らしめた。ドラマ「やっぱり猫が好き」「振り返れば奴がいる」「古畑任三郎」「王様のレストラン」などその主題歌や名シーンまでもが心に残り、語り継がれほどの名作ドラマが多数ある。

第3位は野木亜紀子。代表作のひとつは2016年の新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。ほかにも「空飛ぶ広報室」「重版出来!」「アンナチュラル」「獣になれない私たち」「MIU404」「コタキ兄弟と四苦八苦」など話題作が多数ある。ままならない社会の中で居場所を探しながら、懸命に生きる人々の言葉を緻密な表現でつづる野木作品が支持されている。

4位は坂元裕二。ドラマでは「東京ラブストーリー」をはじめ、「Mother」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「Woman」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」「anone」「大豆田とわ子と三人の元夫」など名作が多数。坂元作品の特徴で魅力でもある独特のテンポ、ムードの会話劇は30年以上前の「東京ラブストーリー」から健在だ。

5位はバカリズム。2023年放送、安藤サクラ主演のドラマ「ブラッシュアップライフ」が大ヒットし、脚本家としての実力を世にアピールした。誰もが気にしているけれども言語化しにくい違和感をキャッチし、セリフや世界観に落とし込む技術はバカリズムならではだ。

6位以下は、6位に北川悦吏子、7位に岡田惠和、虚淵玄、野島伸司、10位に吉田恵里香、生方美久がランクインした。