ハタノ製作所、水と塩で防カビする浴室デバイスをCAMPFIREで公開へ
大阪府和泉市で浴槽金具などを手がける株式会社ハタノ製作所(代表取締役:波多野 昇)は、水と塩から電解次亜水を生成する浴室用デバイス「AiR JOKER(エア ジョーカー)」を開発しました。2026年9月16日(水)より、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトを公開します。本体に水と小さじ1杯(約6g)の塩を入れてボタンを押すことで、浴室全体のカビ発生を抑制する仕組みです。

調査で見えたカビ対策の負担と開発の背景
株式会社ハタノ製作所が2026年8月に全国の30〜59歳・既婚で子どもがいる男女1,000名を対象に実施した「浴室のカビ・掃除に関する実態調査」によると、浴室掃除で最も負担に感じる作業として「床・浴槽のこすり洗い」「ゴムパッキンのカビ取り」「天井・壁の拭き上げ」が合計59.8%を占めました。

また、カビ取り剤や防カビ剤に対して75.0%が不満や不安を抱えており、最多の理由は「塩素のニオイがきつい」(35.4%)でした。さらに防カビ製品の購入経験者(45.6%)のうち58.3%が、面倒や効果を感じないといった理由で使用をやめていた一方、商品名や価格を示さずに「浴室全体のカビを生えにくくする電化製品があるとしたら使ってみたいか」を聞いたところ、55.1%が「使ってみたい」と回答したということです。
開発責任者は、防カビ製品の利用が続かない要因について、効果の有無ではなく手間が多い点にあるとし、月2回スイッチを押すだけで済む形を目指して開発したと説明しています。
水と塩で電解次亜水を生成し2つのモードで活用
AiR JOKERは水道水と食塩を電気分解して電解次亜水を生成するため、専用薬剤やカートリッジの買い足しは不要です。ランニングコストは年間約100円(月2回運転時の想定値、電気代・水道代を除く)としています。
製品には2種類のモードが備わっています。
- 噴霧モード:浴室内で運転(月2回ほど・1回約25分)することで電解次亜水をミスト状に噴霧し、浴室全体を除菌・消臭してカビの発生を抑制します。
- 取水モード:生成した電解次亜水を付属のホースで市販のスプレーボトル(300mL前後)に取り出し、テーブルやドア取手の除菌、トイレや空間などの消臭に利用できます。
なお、本製品はカビの発生を抑制するもので、すでに発生しているカビを除去する機能はありません。目に見えるカビがある場合は事前にカビ取り剤で除去する必要があるほか、噴霧運転中の換気禁止や、運転終了後30分は入室を避けるといった使用上の注意が示されています。
金具メーカーとしての知見を生かした据置型モデル
1966年創業の株式会社ハタノ製作所は、浴槽アダプターや給湯器用ホースなどを製造してきたメーカーです。2019年に発売した浴室洗浄機「JOKER」に続く第2弾として、前作の浴槽に浮かべる方式から据置型へと変更しました。
本体サイズは約200×200×290mm(突起部を除く)、質量は約1.4kgと小型化され、大阪府和泉市の自社工場で製造されます。一般販売予定価格は29,810円(税込)です。
CAMPFIREで実施されるプロジェクトの概要は以下の通りです。
- プラットフォーム:CAMPFIRE
- プロジェクト公開日:2026年9月16日(水)
- 実施期間:2026年9月16日(水)〜10月15日(木)
- 目標金額:20万円
- リターン:AiR JOKER本体(支援者限定の早割価格を用意)ほか
本記事は株式会社ハタノ製作所の発表をもとに作成しました。
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