東京外国語大学出版会、アニメやマンガ題材の探究学習テキストを刊行
東京外国語大学出版会は、アニメやマンガを題材として探究学習のアカデミックスキルを網羅的に学べる新刊『アニメ・マンガを使った本格的な探究学習――課題の設定からプレゼンテーションの実践、レポート作成まで』を2026 年9月10日に刊行しました。
本書は、主観的な感想にとどまらず、客観的なデータをもとに論理を組み立てる具体的な方法を示しています。探究学習から大学でのプレゼンテーション、レポート作成や論文執筆まで幅広く応用できる内容となっています。
身近な作品から探究プロセスを学ぶ構成
本書は、世界中で親しまれているアニメやマンガを入り口に、身近な作品から問いを見つけ出し、本格的な探究へと発展させていく実践的なテキストです。ふだん何気なく見ている描写や表現を探究の対象へと変えるアプローチを取り入れており、日本語を母語とする高校生や大学生だけでなく、日本語学習者にとっても親しみやすい構成になっています。
本学調べによると、アニメ・マンガを探究の材料にしたテキストは2026年9月段階の国内で類例をほとんど見ないとされています。誌面では、課題の発見や設定から資料調査、分析、考察、プレゼンテーション、レポート作成までの一連のプロセスを段階的に学ぶ演習型の構成を採用し、本格的な研究に取り組む前の準備として必要な手法を一から実践できる形となっています。
授業実践を反映した対話と協働の取り組み
本書は、東京外国語大学での授業実践をもとに開発されました。アニメやマンガという共通の題材を通じ、異なる言語的・文化的背景をもつ学習者がそれぞれの視点を持ち寄りながら、対話や協働を通して考えを深めていくことも目指しています。
著者陣と書誌情報
著者は、日本語学や日本語教育を専門とする東京外国語大学大学院国際日本学研究院准教授の幸松英恵氏、中国古代史を専門とする清泉女子大学非常勤講師の青木俊介氏、中国都市史を専門とする東京医科大学教育IRセンター助教の原瑠美氏の3名です。
- 書名:『アニメ・マンガを使った本格的な探究学習――課題の設定からプレゼンテーションの実践、レポート作成まで』
- 著者:幸松英恵、青木俊介、原瑠美
- 判型・頁数:B5判・並製・180頁
- 価格:2,700円(税抜)
- ISBN:978-4-910635-20-0 C0081
- 発売日:2026年9月10日
- 出版社:東京外国語大学出版会
東京外国語大学出版会について
東京外国語大学出版会は、学長を務める春名展生氏のもと、2008年10月に設立されました。言語教育の教材やスキルを提供することに加え、世界の政治・経済・文化の認識と思考を支える道具を整えることを目指し、学術研究の成果を発信しています。
- 名称:東京外国語大学出版会
- 代表:東京外国語大学学長 春名 展生
- 所在地:〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
- URL:https://wp.tufs.ac.jp/tufspress/
本記事は東京外国語大学出版会の発表をもとに作成しました。
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