フェイガー、インドネシアの現地政府機関とMOU締結 水稲AWDでJCM創出へ
株式会社フェイガーは、インドネシア共和国の公共事業省傘下の灌漑管轄機関であるBalai Besar Wilayah Sungai Cimanuk Cisanggarung(BBWS Cimanuk Cisanggarung)および農業省傘下の農業普及機関であるIndonesian Center for Agricultural Extension(ICAE)と、それぞれ覚書(MOU)を締結した。同社がフィリピンで進めてきたJCM(二国間クレジット制度)に準拠した水稲のAWD(Alternate Wetting and Drying:間断灌漑)プロジェクトを、新たにインドネシア・西ジャワ州へ展開する。同案件で創出を目指すクレジットの長期購入を検討する事業会社からの相談も受け付けている。
現地政府機関との協力体制を構築
今回締結されたMOUにおいて、BBWS Cimanuk CisanggarungとはAWD実施に際しての灌漑運用データや水文データの共有、圃場アクセスに関する調整での協力を行う。ICAEとは農業普及員ネットワークを通じた農家エンゲージメント、AWD・バイオ炭等の低炭素農業技術の普及、実証圃場の共有などで協力する。
JCMは日本・インドネシア両政府間の制度であり、現地政府機関との協力関係構築はクレジット発行の実現可能性を測る重要な指標となるとしている。

西ジャワ州での進捗状況と発行スケジュール


プロジェクトは現在、西ジャワ州の圃場でパイロット運営として農家研修およびAWD実施・モニタリングが進められている。開発規模としては10年間での累積排出削減量は約210万tCO2eを見込む。
スケジュールについては、2027年下半期以降に初回のクレジット発行を予定し、以降は段階的に面積を拡大して2033年に定常発行フェーズ(年間約40〜48万tCO2)への到達を目指し準備を行っている。
株式会社フェイガーは、灌漑・農業両分野の現地政府機関との協力体制構築や圃場でのパイロット実施といった複数のマイルストーンを進めており、投資・購入検討に向けた実務的な準備が整いつつある段階にあるとしている。フォワード契約、長期オフテイク契約、共同事業への参画など多様な形での関与を検討する事業会社からの問い合わせを受け付けており、発行までの詳細ステップや数量、時期、価格の条件は個別協議により決定される。
株式会社フェイガーの概要
株式会社フェイガーは、東京都千代田区に拠点を置き、代表取締役を石崎 貴紘が務める農業由来カーボンクレジット創出・販売スタートアップである。本取り組みにおいてはプロジェクトの運営・支援を担う。
- 所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階 0 Club
- 代表者:代表取締役 石崎 貴紘
- 事業内容:脱炭素型農業支援、カーボンクレジット創出・販売支援、耐候性ソリューションの研究開発
- 公式サイト:https://faeger.company/
本記事は株式会社フェイガーの発表をもとに作成。
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