千葉県いすみ市で学生が古民家カフェききびよりを運営 4日間で106名が来場
経営情報学部総合経営学科の国武陽子教授ゼミナールと域学共創プロジェクトの学生が、9月2日から5日までの4日間、千葉県いすみ市のコミュニティースペース「嬉嬉 kiki」で古民家カフェ「ききびより」を運営しました。学生たちは接客や調理、店内装飾などを担い、地域住民や来場者との交流を通じて環境問題や地域資源の活用について発信しました。この取り組みは、いすみ市の有機食品販売店「いすみや」を運営する手塚夫妻とのつながりをきっかけに始まったもので、昨年に続いて実施されました。
地域課題の植物を装飾に活用した空間づくり
国武ゼミではこれまで、トウキョウサンショウウオの保全活動や山武市のイチゴ農家への援農、ホタルの保全活動など、山武地域の自然環境や生物多様性に関わるさまざまな取り組みを行っており、今回のカフェもその延長線上に位置づけられています。


店内装飾には、ホタルの保全活動に取り組む里山を荒らしている竹や葛を刈り取って活用し、学生たちが手作りで制作しました。地域課題として扱われた素材に新たな価値を与えることで来場者が環境を身近に感じられるよう工夫し、日本家屋本来の木や畳の温もりを感じさせる内装に仕上げました。
有機米や地元イチゴを生かしたカフェメニュー
提供されたメニューも、ゼミ活動を通じた地域とのつながりを生かして開発されました。いすみ市の学校給食に提供されている完全有機の「いすみ米」を使用した「いすみ二彩カレー」や、山武市での援農活動で訪れたイチゴ農家から分けてもらったイチゴを使用したスイーツなどが提供されました。
学生たちは学内の調理室でメニュー開発に取り組み、メンバー内でのコンテスト形式による審査を経てメニューを決定しました。プロジェクトのリーダーを務める経営情報学部4年の成川さんは、「昨年の古民家カフェ運営で感じた反省点を踏まえて、取り組みを進めました。今年はゼミのインスタグラムを活用して、この周辺地域の情報も発信して、若い方も含めた多くの方に足を運んでもらえたら嬉しい」と振り返っています。


4日間で106名が来場し交流を創出
期間中の4日間には、昨年を超える106名が来場しました。来場者からは地域の自然や農業、暮らしに関するさまざまな話が寄せられ、学生たちにとって地域への理解をさらに深める機会となりました。

古民家カフェ「ききびより」は、食事を提供するだけでなく、地域と学生が対話を重ねながら環境や地域の未来について考える交流の場となりました。

本記事は経営情報学部総合経営学科の発表をもとに作成。
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