川島織物セルコン、ミラノで発表した織の地層特別展を大阪・東京で11月開催へ
株式会社川島織物セルコンは、2026年4月にミラノデザインウィーク2026で発表したインスタレーション「織の地層 ー Woven Strata ー」の特別展を、2026年11月に大阪と東京の2会場で巡回開催します。イタリア・ミラノで発表された織物作品を日本国内で公開する初の機会となります。

本展示のコンセプト「織の地層 ー Woven Strata ー」は、自然界の地層の形成と、1843年の創業以来同社が積み重ねてきた技術の堆積を重ね合わせたものです。会場では、地層の断面に見られる凹凸や粒感、鉱物のきらめき、土壁の質感などを高度な織物技術で表現した作品が展示されます。
展示作品には、熟練の技術者が手織りで仕上げた大型の綴織アートワークをはじめ、絹糸や金糸、螺鈿、フィルムを織り込んだものや、機械織りによる作品などが含まれます。また、照明デザイナーの岡安 泉氏がアートディレクターとして照明演出を手がけており、光の当たり方や鑑賞距離による表情の変化を体感できる構成となっています。会場では織物作品に加え、パーティションや椅子張り地などホテルや住宅、商業空間への活用を想定した製品化プロトタイプも公開される予定です。
主な出展作品と使用技術

会場で公開される主な新作織物は以下の通りです。
- Strata_2(技法:綴織、風通織、ノッティング):緯糸を手作業で織り込む「綴織」や袋状に織る「風通織」、経糸に糸束を結ぶ「ノッティング」を用い、石が砂へ還る移ろいや海底だった地層の記憶を貝殻を模した素材とともに表現した作品。
- Onyx_2(技法:紋織、螺鈿引箔):装飾した和紙を緯糸として織り込む西陣織の技法「引箔」を用い、漆の重なりや螺鈿、金彩によってブルーオニキスの表情を再現した作品。
- Soil_1、Soil_2(技法:ジャカード織):収縮糸や紙糸、太い意匠糸などを使い分け、土壁の凹凸や粒感、乾燥によるひび割れの立体感を表現した作品。
- Strata_4(技法:マシンタフト、クロムジェットプリント):タフトによる基布にプリント技法を重ね、時間の堆積を感じさせる奥行きあるファブリックに仕上げた作品。

特別展の開催概要

大阪会場および東京会場の開催概要は以下の通りです。入場料はいずれも無料となっています。
【大阪会場】
- 開催期間:2026年11月10日(火)・11日(水)
- 時間:10:00 – 17:00(最終受付16:00)
- 会場:サンライズビル大阪 3F ホールA(大阪府大阪市中央区備後町2-6-8)
- アクセス:御堂筋線、中央線、四ツ橋線「本町駅」より徒歩4分/堺筋線、中央線「堺筋本町駅」より徒歩4分

【東京会場】
- 開催期間:2026年11月25日(水)・26日(木)
- 時間:10:00 – 17:00(最終受付16:00)
- 会場:東京国際フォーラム 5F ホールB(東京都千代田区丸の内3-5-1)
- アクセス:JR・地下鉄 有楽町駅より徒歩1分/JR東京駅より徒歩5分 (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)/東京メトロ 二重橋前駅より徒歩5分、日比谷駅より徒歩7分、銀座駅より徒歩7分、京橋駅より徒歩7分
川島織物セルコンについて
京都市左京区に本社を置く株式会社川島織物セルコン(社長:光岡 朗)は、1843年に創業した織物メーカーです。明治宮殿や京都迎賓館、ラグジュアリーホテルなどへの納入実績を持ち、伝統的な手織り技術と現代の機械織り技術を併用したものづくりを行っています。京都本社には製造工場のほか、「川島織物文化館」や「川島テキスタイルスクール」を併設しています。
本記事は株式会社川島織物セルコンの発表をもとに作成しました。
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