Albatrusが病院向けAI基幹システムApollo AIを正式提供開始
株式会社Albatrusは、AI基幹システム「Apollo AI」の正式提供を開始しました。電子カルテをはじめとした院内データの活用とAIエージェントによる業務自動化を組み合わせ、病院全体の基幹システムとして機能します。同社が2024年より提供してきた従来製品「メディラクAI」のアップデート版として発売されます。
AIエージェントと豊富な機能で現場の業務を支援
Apollo AIは、電子カルテなどの院内データとAIエージェントを活用するインフラを構築し、生成AIプラットフォームとして高いセキュリティ水準と使いやすさを両立させたシステムです。指示を受けて答えるだけでなく、作業手順そのものをAIが組み立てて一括作成まで行うAIエージェントを搭載しています。
機能面では、文書作成、情報検索、音声、OCR、業務自動化、文書管理支援など、基本機能15機能とオプションを合わせた20機能を提供します。医師や看護師、コメディカル、事務職まで職種を問わず300以上のユースケースに対応しており、要件整理から運用定着まで専任担当による導入支援体制も整えています。

先行導入での実証実験結果と効果試算
先行導入パートナーである医療法人永井病院(三重県/199床)での実証実験では、以下の効果が確認されています。
- 退院サマリ作成:30分/人 → 2分/人(93%削減)
- IC記録(音声文字起こし):15分/人 → 3分/人(83%削減)
- 200以上の幅広いユースケースを実現
また、別の400床規模の病院での効果試算においては、労働時間削減効果2,400万円/年、収益向上1,920万円/年が見込まれています。
医療情報に配慮したセキュリティ設計
医療情報の安全な運用のためにゼロトラスト設計を取り入れ、複数のガイドラインに準拠した体制を整えています。

- データを学習・保存しないAI設計(暗号化・匿名化)
- 国内クラウド利用・閉域網VPN・WAFによるゼロトラスト設計
- 多要素認証・IPアドレス制限による制御された認証基盤
- 3省2ガイドライン(厚労省・総務省・経産省)、個人情報ガイドライン(厚労省)、生成AI活用ガイドライン(HAIP)等に準拠
導入実績と今後の展開
26年4月から正式発売以降、国立大学病院を含む10以上の病院にて導入・構築が進められています。全国5病院の開発パートナー病院と連携した機能開発も行われており、今後は業務効率化に加えて経営強化や医療の質の向上、データ利活用に寄与する機能開発が進められる方針です。
株式会社Albatrusの概要
- 社名:株式会社Albatrus
- 代表取締役:星野 仙太
- 所在地:本社 三重県津市 / 東京オフィス 東京都新宿区市谷田町
- 事業内容:病院向けAI事業、SaaS事業
- URL:https://albatrus.co
本記事は株式会社Albatrusの発表をもとに作成されています。
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