株式会社LIMNOは、2024年7月16日より「MCI（軽度認知障害）早期発見タブレット（もの忘れ相談プログラム／TDASプログラム）」の販売を開始する。

本製品は、認知症の前段階であるMCI（軽度認知障害）の早期発見を目的としたタブレット端末だ。スクリーニング検査と総合的認知機能検査を搭載しており、利用者の状況に応じた検査が可能となっている。これにより、MCIの早期発見と早期治療による進行抑制や予防につながり、利用者の生活の質の向上に貢献するという。

本製品の開発背景には、同社の経営理念である「ひとりひとりにどこまでも寄り添い　ときめく未来をデザインします」を体現する一環として、鳥取市の支援のもと、認知症当事者との議論を重ねてきたことがある。その成果を、一人一人のニーズやお好みに寄り添った製品・サービスとして結実させるべく開発を進めてきた。

本製品には、「もの忘れ相談プログラム」と「TDASプログラム」の2つのプログラムが搭載されている。「もの忘れ相談プログラム」は、認知機能検査である「もの忘れ簡易スクリーニング検査」にもとづいて利用者に問題を出題し、結果スコアを集計したものを提示するプログラムだ。一方、「TDASプログラム」は、利用者がタッチパネルで9つのカテゴリに回答した結果（点数）を過去結果とともに表示するプログラムで、利用者が認知機能に関する問題に回答し、自身の過去結果と比較、点数の変化などを確認することができる。

本製品は、病院や運転免許センター、企業、地域包括支援センターなど、さまざまなシーンでセルフチェックツールとして活用できるという。

株式会社LIMNOは今後も、幼児からシニアまで、そして個々の多様性にもお応えしながら、人生100年時代とも言われる、お客様の生涯に寄り添うソリューションを提供していくとしている。