機械システム振興協会、使用済RO膜再利用の成果発表会を9月30日に開催へ
一般財団法人機械システム振興協会は、2026年9月30日(水)14:30より、オンラインセミナー「使用済水処理用逆浸透RO膜のリユース市場創出とビジネスチャンス~半導体工場の廃棄RO膜が資源になる~」を開催する。本成果発表会では、日本国内で超純水製造に使用され年間数万本規模で廃棄されている水処理用逆浸透(RO)膜に着目し、海外での再利用(国際的カスケード利用)による市場創出の検討結果が報告される。参加費は無料で、オンライン配信にて実施される。
国内で廃棄されるRO膜の海外再利用に向けた戦略
日本国内の超純水製造で使用される水処理用逆浸透(RO)膜は、性能低下がほとんどない状態で定期交換され、年間数万本程度が廃棄されている。一般財団法人機械システム振興協会は(一財)造水促進センターに委託し、中古膜(再生膜)の新市場創出を目指して、海外で使用済廃棄RO膜を再利用するビジネスモデルの検討を進めてきた。
プログラムでは、一般財団法人 機械システム振興協会 専務理事の山田 宗範氏による開会挨拶に続き、本フォーラム委員長で非営利特定活動法人 JDA協会 理事長、一般財団法人 造水促進センター 理事の岩橋 英夫氏が登壇する。岩橋氏は、国内では再利用が進んでいない現状に触れつつ、廃棄物削減や水回収コスト削減といったサーキュラーエコノミーの観点から、国際的カスケード利用がもたらす市場創出への期待を解説する。
一般財団法人造水促進センター 理事の池辺 弘昭氏は、日本の半導体工場で廃棄されたRO膜を回収・薬品洗浄してタイ国で再利用する取り組みについて講演を行う。

講演では、タイ王国の現地で実施した実証運転を通じて廃棄RO膜の再利用モデルの実現性を検証した結果が紹介される。あわせて、ライフサイクルコストの低減やCO₂排出量の削減につながる同分野において、民間事業者と連携して進めている国際標準規格(ISO)の策定動向についても取り上げられる。

世界の水リサイクル市場展望と資源回収動向
基調講演には、グローバルウォータ・ジャパン 代表の吉村 和就氏が登壇する。世界の水リサイクル市場は、2025年時点で約340億米ドル(約5兆1,000億円)に達しており、2035年にはその約3倍となる1,000億米ドル(約15兆円)規模へ急成長すると予測されている。

講演では、都市化や人口増加、気候変動による水資源の逼迫に加え、欧米を中心とした排水基準厳格化などの市場背景を解説する。さらに、データセンター向け水処理、電子廃棄物や廃水からのリチウムや貴金属(プラチナ、パラジウム、金等)の回収、水素社会を支える水電解装置や燃料電池への応用など、資源循環分野におけるRO膜技術の最新動向について詳述される。
開催概要と申し込み方法
成果発表会の概要は以下の通り。
- イベント名:「使用済水処理用逆浸透(RO)膜の国際的カスケード利用に関する戦略策定」 成果発表会
- 開催日時:2026年9月30日(水)14:30(開始)-16:00(終了)
- 開催形式:オンライン開催
- 主催:一般財団法人 機械システム振興協会
- 定員:オンライン 200名
- 参加費:無料
- 申込締切:2026年9月28日(月)17:00
- 申込サイトURL:https://www.mssf.or.jp/news_r08007/
なお、参加登録管理や配信などの事務局運営業務は有限会社 ビジョンブリッジに委託して実施される。
本記事は一般財団法人機械システム振興協会の発表をもとに作成。
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