スウィングクルー、生成AI上の自社認識を延べ6,000回観測 質問により二極化
株式会社スウィングクルーは、自社を対象に生成AI上での企業の見え方を観測した調査結果を発表しました。100種類の質問をChatGPT・Perplexity・Claudeの3つのAIに対して1日2回、10日間にわたりAPI経由で実行し、延べ6,000回分の回答を記録して傾向を分析しています。
社名の有無で出現率が二極化
調査は2026年7月29日〜8月9日の10日間に実施され、完走率は100.0%でした。質問は5つの層(指名/メジャー/ニッチ/課題/競合並走)に分けた100クエリで設計されています。
結果として、社名を含む3パターンの質問では延べ180回すべてで自社が出現し、出現率は100%となりました。一方で、社名を含まない96パターンの質問(一般的な聞き方、ニッチな条件を含む聞き方、利用者の課題から始まる聞き方、他社との比較を想定した聞き方)では、延べ5,760回のすべてで自社の名前が挙がらず、出現率は0%でした。100クエリ全体を通した出現率は3.03%(182/6,000)となっています。
また、サービス名単独で尋ねた質問では、出現は延べ60回中2回にとどまりました。社名を含む3パターンとサービス名単独1パターンを合わせた4パターン(延べ240回)の平均出現率は75.83%(182回)となっています。
認識されている状態と回答候補に挙がる状態の差
今回の観測を通じて同社は、AIが企業を認識していることと、AIがその企業を質問への回答候補として出すことは別の状態であると指摘しています。自社名を入力すればAIは会社について回答できるものの、社名を含まない課題解決などの質問では候補として挙がりませんでした。
さらに、社名を含む質問に対してAIが回答した事業内容は、同社が2007年から継続している広告・マーケティング領域の事業が中心でした。2026年6月に提供を開始したAI認識監査についての記述は含まれていませんでした。同社が法人番号をもとに確認したところ、第三者が運営する複数の企業情報データベース側に、過去の事業記述の残存や事業概要の未入力があり、現在提供している事業が記載されていなかったことが確認されています。
同社は、AIの回答が自社ページを引用元として使っているにもかかわらず本文に社名が出ない「ゴーストサイテーション」についても観測しています。「AI認識監査 とは」という質問において、Perplexityは自社サイトを引用元としていましたが、修正前の観測では引用延べ14回のうち本文に「スウィングクルー」と明記されたのは2回(14%)で、残り12回は社名が出ない状態でした。
同社が2026年8月26日〜27日に外部データベースへの修正・登録申請を行い、8月28日までに反映を確認した後の観測では、Perplexityにおいて社名が明記された割合が1週間後に25%(20回中5回)、2週間後に45%(20回中9回)に変化しました。なお、ChatGPTとClaudeでは今回の質問において既存の「AI監査」(会計・内部統制分野の用語)に関する情報が中心に引用されたため、同社サイトは候補に挙がらなかったとしています。
10日間の日次出現率は3.00%〜3.17%(振れ幅0.17ポイント)で推移し、3AIのうち2AIは10日間を通じて同じ結果となりました。
調査の前提と企業概要
本調査は株式会社スウィングクルー1社のみを対象とした事例研究であり、無作為抽出による標本調査ではないため統計的な区間推定は行われておらず、他社や業界全体の傾向を示すものではないとしています。また、特定の施策による成果を保証するものではありません。
同社は、社名を含まない質問での出現などを計18回(3つの質問×3AI×日を変えて2回)で確認できる「クイック診断」(税別1,000円)を提供しています。
- 会社名:株式会社スウィングクルー
- 所在地:東京都港区海岸3-17-15
- サービス名:スウィングクルー AI認識監査
- ブログ:https://www.swingcrew.co.jp/blog/ai-visibility-multiple-queries/
- クイック診断URL:https://swingcrew.co.jp/geo-apply/
- 本診断案内URL:https://swingcrew.co.jp/ai-audit/
本記事は株式会社スウィングクルーの発表をもとに作成されています。
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