Dellows News

クラシテク、医療介護CBnews主催セミナーで現場を変えないAI活用を講演

株式会社クラシテクは、2026年9月3日(木)に株式会社CBヘルスケアが運営する医療介護CBnews主催のオンラインセミナー「2027年度介護報酬改定予想から考えるこれからの介護経営 ―変わるもの、変わらないもの」に協賛しました。セミナー内では、同社CGO(Chief Go-To-Market Officer)の大久保 裕次郎氏が企業講演に登壇し、「『現場を変えないAI』で実現する、地域連携の未来」と題して講演を行いました。オンライン配信形式で実施された本セミナーには、200名以上が申し込みました。

介護報酬改定における属人化の課題と「現場を変えない」アプローチ

講演では、介護報酬改定のたびに発生する業務課題について整理が行われました。加算の算定要件や申請書類の判断が事務担当者ひとりの暗黙知に依存しており、担当者が離れると根拠が失われるという構造的な問題が指摘されました。

業務マニュアル化やシステム刷新といった手法は、日々のケアや訪問業務を止められない現場では実行が難しいと説明されました。同社は「現場を変えない」という前提のもと、以下の3点のアプローチを示しました。

  • 操作はLINE WORKSやTeamsなどの普段使用しているチャットやスマートフォンのみとし、新しいアプリの学習を不要にする
  • 既存のカルテや請求ソフト、業務フローを変更せず、AI側が合わせる
  • AIだけに依存せず、人の知識や経験を組み込む(ヒューマン・イン・ザ・ループ)

業界特化型AIエージェント「SHISHI」による4つの事務処理

講演の後半では、業界特化型AIエージェント「SHISHI」を用いた具体的な業務処理が紹介されました。SHISHIは独自のコンテキストプラットフォーム「CAIVA」に制度知識や業務知識、現場の暗黙知を集約したAIエージェントです。

同ツールでは、以下の4つの事務処理に対応しています。

  • 記録書Ⅱ作成:テキスト・写真・音声のいずれかを送信することで記録書Ⅱの作成からカイポケなどの請求ソフト連携までを行う
  • 報告書作成:チャットでの依頼により月内の記録から下書きを作成し、確認後にカイポケへの同期を案内する
  • レセプト:判断が必要な箇所のみをAIが提示し、すべての内容を人が確認したうえで確定する
  • AI集患電話:新規の相談電話にAIが自動応答し、聞き取りや空き状況に応じた訪問日時の提案を行い、LINE WORKSなどへ受付内容を通知する

SHISHIは業態ごとの制度や様式に合わせて提供されており、訪問看護ステーション向けの「SHISHIホウカン」をはじめ、訪問介護、サービス付き高齢者向け住宅、ホスピス型住宅、デイサービス、特別養護老人ホーム、居宅介護支援事業所、病院、クリニック、在宅医療機関へと対象を拡大しています。

医療機関・介護事業所での導入実績

講演では、2026年7月時点の各社実績値として6件の導入事例が提示されました。その一例として紹介された北翔会病院(99床)では、医師のカルテ入力フローは維持したまま、加算を含むレセプト作成をSHISHIで実行し、返戻の可能性を月次でチェックしている実績が報告されました。

大久保 裕次郎CGOは、制度改定の負荷が担当者個人の経験に依存している構造を変えるため、「現場を変えない」という前提を選択したと述べています。

株式会社クラシテク 概要

  • 会社名:株式会社クラシテク
  • 所在地:〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目6-5
  • 代表者:代表取締役 一岡 亮大
  • 事業内容:バーティカルAIエージェントサービスの開発・運営
  • コーポレートサイト:https://kteku.com/

本記事は株式会社クラシテクの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間