「SUZURI」、Tシャツの3Dモデル作成・販売を開始

GMOペパボが運営するオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI byGMOペパボ」は2024年7月11日、新機能『3Dグッズ作成ツール』の提供を開始した。これにより、画像を1枚アップロードするだけで、誰でも簡単にTシャツの3Dモデルを作成・販売できるようになる。

「SUZURI byGMOペパボ」は2014年のサービス開始以来、「Tシャツ」や「スマホケース」など50種類以上のアイテムを作成でき、83万人以上のクリエイターに利用されている。VR機器の普及によるメタバース市場の拡大を受け、仮想空間でのアウトプットにおいても表現活動を支援すべきだと考え、『3Dグッズ作成ツール』の提供に至った。

6月に先行公開版として「3D缶バッジ」の作成機能を追加し、今回は正式版として「3D Tシャツ」の作成が可能になった。専門知識やスキルがなくても、オリジナルの3Dモデルを作成でき、シームレスにバーチャル空間へ作品を届けられる。

同じデザインで「スタンダードTシャツ」と「3D Tシャツ」を作成すれば、リアルとバーチャルのリンクコーデを楽しめる。今後は「パーカー」や「バケットハット」など、対応3Dアイテムを増やしていく予定だ。

さらに、オリジナル3Dアバター「墨澄(スミスミ)」を無料公開。人気クリエイター「coalowl」氏がデザインを手掛け、株式会社Vが3Dモデルの制作ディレクションに協力した。「VRChat」などのソーシャルVRプラットフォームでの利用を想定しており、3DCGクリエイター向けに同じ素体の無料配布も行う。

サービス開始10周年を迎えた「SUZURI byGMOペパボ」は、『3Dグッズ作成ツール』やコミッション機能『タクラミ』、新規アイテムの追加を通して、誰もが多様な表現活動ができるプラットフォームとして、クリエイター・エコノミーを推進していく方針だ。