さいたま市、デジタル地域通貨機能付き「さいたま市みんなのアプリ」を7月31日から開始

さいたま市は、デジタル地域通貨機能を含む「さいたま市みんなのアプリ」を2024年7月31日からスタートすると発表した。このアプリは、行政サービスやお得な民間サービス等をまとめたスマートフォンアプリで、さいたま商工会議所をはじめとした地元の経済団体や企業等及びさいたま市が出資して設立した「株式会社つなぐ」がサービス運営を行う。

「さいたま市みんなのアプリ」では、関心がある分野を選んで行政からのお知らせを受け取ることや、図書館利用者カードをアプリに取り入れスマホ1つで本を借りること、医療機関の情報を検索することができる。また、デジタル地域通貨「さいコイン」「たまポン」を使って市内の加盟店での支払いができ、2024年度中はチャージ額に応じて3%相当のポイントが付与される。

8月以降は、市の相談窓口の予約やビデオ通話での相談、アンケートや意見募集、健康マイレージポイントでの抽選応募、ボランティア活動などでのポイント付与、民間のシェアサイクルクーポンの購入など、サービスを順次拡張していく予定だ。

さいたま市は6月3日、「株式会社つなぐ」と基本協定を締結した。この協定は、デジタル地域通貨機能を含む市民アプリの導入により、様々な公共サービス・民間サービスと市民をつなぎ、持続可能なさいたまを次の世代につないでいくことを目的としている。連携事項には、産業・経済の振興、地域雇用の創出、地域資源の掘り起こし・プロモーション・ブランディング、データを活用したマーケティングや新サービスの創出などが含まれる。