朝日新聞社の文章校正AI「Typoless」がMicrosoft Wordアドインとして提供開始
株式会社朝日新聞社は、同社が提供する文章校正AI「Typoless(タイポレス)」のMicrosoft Wordアドイン版の提供を開始した。これにより、ユーザーはMicrosoft Word上で直接Typolessの機能を利用でき、文章作成中にリアルタイムで校正を行うことが可能となる。
Typolessは、朝日新聞の過去40年間の記事データと校正履歴を学習したAIに、約10万個の校閲ルール辞書とユーザー独自のカスタム辞書機能を組み合わせた校正ツールだ。2023年10月のサービス開始以来、個人向けプランや法人向けエンタープライズプランなどを提供してきた。
今回のアップデートでは、Typolessの機能がMicrosoft WordのOfficeアドインとして利用可能になった。プレミアムプランとエンタープライズプランのユーザーは、追加料金なしでこの機能を利用できる。Wordアドイン版では、AI校正、カスタム辞書、ルール辞書、良文サポートの4つの機能が提供される。
Typolessは、Microsoft のアプリケーションストア「AppSource」からダウンロードでき、Wordの「ホーム」タブから「アドインを入手」を選択し、「Typoless」を検索してインストールすることで利用可能だ。
朝日新聞社は、Typolessを通じて文章校正や情報発信にかかわる業務効率改善、誤植や不適切表現によるリスクマネジメントに貢献するため、今後もさらなる機能・サービスの向上に取り組むとしている。
Typolessは、広報担当者、SNS担当者、法務担当者、教育従事者、ライター、編集者など、幅広い職種の人々におすすめのツールだ。メディア、エンタメ、官公庁・団体、教育関連、金融機関、PR・制作会社、研究・調査、システム開発など、様々な業界で活用されることが期待される。