電通ライブ、1万人対象のイベント調査公開 リアル来場は約7割で購買影響も確認
株式会社電通ライブは、社内研究組織「情動LABO」において、全国20~60代の1万人を対象に実施した「イベントジャンル別・来場者総合調査2026」の分析レポートを公開した。本調査はイベントジャンル横断での来場実態や情動(喜びや感動など、外部の刺激によって生じる心の動き)の影響把握を目的としたもので、過去3年でリアルイベントに来場した人は約7割に上ることが判明した。イベントジャンルごとに喚起される情動の違いや、イベントに来場する人ほどブランドの継続購入につながりやすい傾向なども確認されている。
「この3年でリアルイベントに来場した」と回答した人は65.8%だった。特に20代は73.9%と全体より8.1ポイント高く、「季節イベント」45.6%(同+7.9pt)、「音楽」41.8%(同+13.7pt)、「アニメ・漫画・ゲーム」28.2%(同+13.9pt)など幅広いジャンルのイベントに来場していた。

50代と60代は、年代別で見たイベント来場率は他年代より低いものの、人口構成比では全体の42%を占めるため、イベント別に「来場した(1回以上)」回答者をベースにした構成比で見ると、「スポーツ観戦」「アート」で50代・60代の合計が約3分の1を占めた。また、40代の割合が高いイベントは「ビジネス」「教育・地域」「季節イベント」(40代の構成比が26%)で、30代は「ブランドPOPUP」(30代の構成比が26%)や「アニメ・漫画・ゲーム」(同28%)が高い結果となっている。
イベント参加状況に基づくクラスター分析では、「参加しない」(34.2%)、「たまに参加」(26.8%)、「リピート参加」(39.0%)に分かれた。
このうち「リピート参加」は4クラスターで構成されており、特定ジャンルに集中する「スポーツファン」(11.2%)や「音楽・推し活」(9.5%)、幅広いジャンルに行く「エンタメマニア」(9.3 %)、「おでかけ回遊」(9.0%)に分類された。
情動の違いと推奨・継続購入への影響
15のイベントカテゴリと「6つの情動」(複数の感情理論をもとに、リアル体験の文脈で再構成した電通ライブの独自分類)の対応関係の分析では、同じスポーツでも「体験」は達成感、「観戦」は一体感など、体験内容によって喚起される情動に違いがあることが明らかになった。
また、「愛着を持って買い続けている商品・ブランドがある」と答えたブランドロイヤルティの高い層は調査対象者1万人のうち36.0%存在し、イベントリピーターほどブランドロイヤルティを持つ割合が高い傾向がみられた。
イベントに参加して「とても心が動いた(7段階聴取でTOP1を選択)」という回答は、「周りの人にイベントを推奨する(0~10までの11段階で、9または10を選択)」の回答と正の相関を示した(相関係数:0.7)。この傾向は「音楽」「大規模博覧会」「スポーツ観戦」「アミューズメント」「食イベント」「季節イベント」で顕著だった。
東京都港区に本社を置き中邨 正人氏が代表取締役 社長執行役員を務める電通ライブは、本分析結果を第28回日本感性工学会秋季大会(2026年9月16~18日)でも発表するとしている。
調査概要
- 調査名:イベントジャンル別・来場者総合調査2026
- 調査目的:日本におけるイベントジャンル横断での来場実態と、情動のもたらす影響を把握する
- 調査対象:全国の20代~60代
- サンプル数:10,000人
- 調査手法:WEBアンケート調査
- 調査期間:2026年6月5日~6月7日
- 調査主体:株式会社電通ライブ(情動LABO)
- 調査機関:株式会社電通マクロミルインサイト
- レポートURL:https://jodo-labo.jp/project/report02
本記事は株式会社電通ライブの発表をもとに作成されています。
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