Mammoet Japanと東京重機が協業 国内の超重量物吊り上げ体制を強化へ
Mammoet Japan株式会社と東京重機株式会社は、日本国内における超重量物吊り上げ対応力の強化に向け、協業覚書(MoU)を締結しました。この協業により、日本の法令や現場要件に適合した形でMammoetのグローバルな知見と特殊機材を展開・運用できる環境を整えます。産業分野における機器の大型化やモジュール工法の普及に対応し、プロジェクト初期段階からの効率的な施工方法の選定を支援します。
協業の背景と狙い
産業分野における各種プロジェクトでは、より大型の機器・設備の採用やモジュール工法の普及に伴い、日本国内で一般的に対応可能な水準を超える吊り上げ能力が求められるケースが増加しています。一方で、海外から特殊な吊り上げ機材を導入するには、日本の法令や業界慣行に基づく各種法令対応、認証取得、現場での専門的な運用体制が不可欠とされていました。
今回の協業により、国内の顧客は設計や製作方針、現場計画が固まる前のプロジェクト初期段階において、より大型・重量化した構造物やモジュールを採用する施工方法を検討できるようになります。早期検討を行うことで、予算や工程への効果が最も期待できる段階で効率的な施工方法を選定することが可能になります。
導入されるMammoetのリングクレーンは、1,600トンから6,000トンまでの吊り上げ能力を備え、比較的小さな設置スペースでありながら大型部材をより長いリーチで吊り上げることが可能です。大型モジュールの組立・据付から洋上風力設備の仮置き、事前組立、積み出しまで、プロジェクトの各段階における選択肢を広げます。
また、吊り上げ回数や現場での組立作業を削減することでプロジェクトのインターフェースを簡素化し、高所作業を減らして工期や総据付コストの見通し向上にも貢献するとしています。主な対象分野は以下の通りです。
- 洋上風力
- 原子力施設の建設・保守
- インフラ
- 各種産業施設
- 洋上生産設備の港湾における統合・改修プロジェクト
両社代表のコメント
Mammoet Japan 株式会社 代表取締役社長の柿沼雄介氏は、国内で今後より高い吊り上げ能力と新たな施工手法が求められる開発が進むとし、「今回の協業により、Mammoetの特殊機材とエンジニアリング力を日本国内のプロジェクトへ展開するための体制を整えます。また、それらを現場で確実に活用するために必要な現地の知見やリソースを活用して発展させて参ります」と述べています。
東京重機株式会社 代表取締役社長の鶴岡卓氏は、MOU締結によりMammoet社のリンガークレーンの国内導入を支援することで、「これまでの国内実績と信頼に基づく事業領域に加え、超大型重機による事業領域 (洋上風力発電設備、原子力発電設備、等)への進出が可能になると期待しています」とコメントしています。
本記事はMammoet Japan株式会社および東京重機株式会社の発表をもとに作成しました。


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