睡眠時無呼吸の通知受けても受診は約2割 いびき無呼吸改善協会が実態調査
一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、睡眠計測を行ったことがある全国の20〜60代男女200名を対象に実施した「睡眠計測と行動に関する実態調査」の結果を公表しました。調査によると、機器やアプリから睡眠時無呼吸の可能性を知らせる通知を受け取った経験がある人のうち、実際に医療機関を受診した人は約2割にとどまり、約8割が未受診であることが明らかになりました。
睡眠計測ツールの利用実態と気になる項目
睡眠の計測に使用しているツールを尋ねたところ、「スマートフォンのアプリ」が49.6%で最多となり、「スマートウォッチ」が31.5%で続きました。このほか、「いびきや寝言の録音アプリ」(5.6%)、「ベッドや枕に設置するセンサー」(2.6%)、「睡眠計測機能のあるマットレス・寝具」(2.2%)、「その他」(8.5%)という結果となり、スマートフォンやスマートウォッチが全体の8割以上を占めています。
計測結果で気になった項目については、「深い睡眠が少ない」が24.9%、「睡眠時間が足りていない」が21.1%と上位を占めました。次いで「夜中に目覚めている回数が多い」(11.6%)、「寝つくまでに時間がかかっている」(10.5%)、「いびきが記録されていた」(9.8%)、「その他」(22.1%、内訳:睡眠スコアが低い 9.5%、特に気になる項目はなかった 6.4%、呼吸の乱れが記録されていた 3.3% など)となっています。

睡眠時無呼吸の通知経験と受診状況
睡眠時無呼吸の可能性を示す通知や表示を受け取った経験については、「受け取ったことはない」が55.5%、「似た表示を見た気がするが覚えていない」が14.5%、「そうした機能があるかどうか知らない」が13.0%、「何度も受け取ったことがある」が9.5%、「一度受け取ったことがある」が7.5%でした。一度でも受け取ったことがある人は全体の17.0%にのぼります。

一方で、通知を受け取った層のうち、実際に「医療機関を受診した」と回答した人は23.5%にとどまり、約8割が医療機関を受診していない実態が浮き彫りとなりました。

計測後の対策と機器に対する理解

計測結果を見た後に始めた対策としては、「寝る前のスマホ時間を減らした」(17.2%)が最も多く、「特に何もしていない」(15.7%)、「就寝時間を早めた」(15.4%)、「枕や寝具を見直した」(11.6%)、「横向きで寝るようにした」(10.1%)、「その他」(30.0%、内訳:インターネットで数値の意味を調べた 9.5%、飲酒を控えた 7.1%、体重を意識するようになった 5.9% など)と続きました。
睡眠計測の機器やアプリについて知っていることについては、「機種や条件によって精度に差がある」(22.7%)、「計測結果は医療機関での診断とは異なる」(17.8%)、「正確な診断には医療機関での検査が必要」(17.6%)、「無呼吸の可能性を知らせる機能がある」(10.5%)、「記録されたいびきの音を確認できる」(9.2%)、「その他」(22.2%)という回答が得られています。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、ウェアラブルデバイスは診断機ではないもののスクリーニングの入り口として有用であるとし、通知が出た際は自己判断せず、専門の医療機関に相談して正確な検査を受けることを推奨しています。
調査概要
- 調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会
- 調査期間:2026年9月6日〜2026年9月7日
- 調査対象:スマートウォッチ・スマートリング・アプリなどで睡眠を計測したことがある全国の20〜60代男女
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 有効回答数:200名
本記事は一般社団法人 いびき無呼吸改善協会の発表をもとに作成しました。
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