「クレバテス」TVアニメ化決定 ティザーPV公開

LINE Digital Frontier株式会社が運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」のオリジナル作品『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』(作:岩原裕二)のTVアニメ化が決定した。本作は本格ハイ・ファンタジーとして人気を誇る作品で、縦スクロール・フルカラーのwebtoon形式の連載版に加え、横読みのモノクロ版、フルカラー版でも展開されている。

TVアニメ化の発表と合わせて、ティザービジュアルとPV第1弾も解禁された。ティザービジュアルでは、主人公のアリシアを含む13人の選ばれし勇者たちが月光に照らされた魔獣王クレバテスの討伐に挑む姿が壮大な世界観で描かれている。PV第1弾では、迫力のある映像とともに勇者アリシア役の白石晴香さん、クレバテスの世を忍ぶ姿であるクレン役の田村睦心さん、魔獣王クレバテス役の中村悠一さんのセリフを聞くことができる。

さらに、PVに登場する実力派揃いのメインキャストに加え、メインスタッフも公開された。「ウルトラマン」シリーズなど多くの特撮作品を手掛けてきた田口清隆氏が、今回アニメ監督に初挑戦となる。

「LINEマンガ」では、TVアニメ化を記念し、7月3日(水)より原作『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』が50話まで無料で読めるキャンペーンを開催する。

原作者の岩原裕二氏は、「クレバテス」が自身の作品としては初のファンタジー物で、子供の頃から慣れ親しんだ題材だったが意外にも今回が初挑戦となったと語る。全編カラー化など新しい挑戦もしており、アニメーションになることを嬉しく思っているとのこと。

監督の田口清隆氏は、アニメ制作の工程の違いに新鮮な驚きを感じつつ、楽しんで作っていると述べる。実写の演出が応用できるところは取り入れたり実験もしながらやっているので、面白い化学反応を見せられたら幸いだと意気込みを語った。

キャストの白石晴香さん、田村睦心さん、中村悠一さんも、原作の魅力や自身の役どころについて語っており、作品への期待が高まる。

原作コミックの紙単行本がMFコミックス アライブ+シリーズ(KADOKAWA)より発売されることも決定し、2024年7月5日(金)に新装版1、2巻が同時発売される。さらに、8月28日(水)に3巻、9月28日(土)に4巻と、2カ月連続で刊行される予定だ。