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ニチバン、在宅医療の医療用テープ実態調査を発表 看護師の8割が皮ふ処置に負担

ニチバン株式会社は、在宅医療に関わる訪問看護師および在宅医療を受ける患者・家族を対象に実施した、医療用テープ(サージカルテープ)の利用に関する実態調査の結果を公表しました。在宅患者訪問診療の算定患者数が100万人を超える中、自宅での医療ケアに関する悩みが増加しています。調査では、患者や家族が適切なテープ選びに迷う実態や、皮ふトラブルの処置が訪問看護師の負担となっている現状が明らかになりました。

店頭でのテープ選びに迷う患者・家族の実態

在宅医療を受ける患者・家族104名を対象に、医療用テープを選ぶ際に重視するポイントを調査したところ、「皮ふのかぶれや、剥がす時に痛みが少ないこと」(86.5%)が最多となりました。

一方で、ドラッグストア等でテープを購入する際に困ったこととしては、「価格が高い(58.7%)」に次いで「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」が50.0%、「病院で処置してもらった時と『同じテープ』がどれなのかわからない」が38.5%となりました。店頭で判断基準を持てず、最適な製品を選べない状況がうかがえる結果となっています。

訪問看護師の8割が家族の用意したテープによる処置に負担

在宅医療を行う訪問看護師110名への調査では、家族が用意したテープによる皮ふトラブル(かぶれ・はく離など)の処置に負担を感じるかについて、「頻繁にある(9.1%)」「たまにある(70.9%)」を合わせ、80%が負担を感じていると回答しました。適切なテープが選ばれないことによるかぶれやかゆみは、療養中の患者のストレスになるだけでなく、看護師の負担増大にもつながっています。

また、訪問看護師に対し「病院で使用されている品質」かつ「近くのドラッグストアで手軽に買える」テープがあった場合の家族への推奨しやすさを尋ねたところ、「非常にしやすくなる(70.9%)」「ややしやすくなる(25.5%)」を合わせて96.4%が推奨しやすくなると回答しました。

専門医によるテープのかぶれ予防と正しい使用方法

在宅ケアでの皮ふトラブル予防について、新百合ヶ丘総合病院 皮膚科部長の秋山真志先生は、粘着剤や素材による刺激、剥がすときの皮ふへの障害、汗の刺激や蒸れによる負担などがかぶれの原因になると指摘しています。

秋山先生によると、貼る前には手指や部位を清潔に洗い、水分を拭き取り、乾燥時は保湿後に十分乾いたことを確認し、赤みや傷の有無を確かめることが大切です。貼る際は必要な長さに切ったテープを引っ張らず中央からそっと貼り、指の腹で10秒間やさしく押さえます。はがす際は端を少しめくり、皮ふを指でやさしく押さえながら体毛の流れにそってゆっくりはがす手順が推奨されています。

  • 社名:ニチバン株式会社
  • 本社所在地:〒102-8811 東京都千代田区麹町5丁目1番地
  • 創業:1918(大正7)年1月
  • 代表取締役社長:高津敏明
  • HP:https://www.nichiban.co.jp/corp/

本記事はニチバン株式会社の発表をもとに作成しました。

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