株式会社ProVisionは2024年6月10日、昨年より提供を開始したタッチのみで簡単にARを起動できるサービス「タッチAR」の商標登録が完了したと発表した。

タッチARは、アクリルスタンドやキーホルダーにスマートフォンでタッチするだけでARを使用できるサービスだ。AR起動に必要なQRマーカーが不要なため、デザインを損なわない商品・グッズを作成することが可能となる。

例えば、アクリルスタンドからキャラクターの等身大パネルARが飛び出したり、Instagramアプリを使用するとキーホルダーが動き出すARなど、グッズへ新しい魅力・価値を追加できる。また、商品はアクリルだけでなくステッカーやカードなど様々な素材に対応している。

タッチARが対応しているARには、以下のようなものがある。

①Image トラッキング：グッズに使用されている写真やイラストが、ARにより動き出したり、音声やアニメーションを伴って表示されるAR。

②3D Object AR/Panel AR：ユーザー自身が場所とサイズを指定し、特定のオブジェクトを表示させることができるAR。

③Meta Spark (Instagram AR)：SNSアプリを活用し、Instagramストーリーズなどのカメラ起動時に、フィルターとして様々なエフェクトを演出できるAR。

④タップ操作可能なインターフェース：１つのグッズに圧倒的な情報量を持たせることが可能。

ProVisionは、グッズ販売やノベルティ配布を通して、新感覚の体験を届け、記憶に残るプロモーションをサポートしていく方針だ。

商標登録の概要は以下の通り。

• 商標：タッチAR
• 登録日：2024年6月10日
• 登録番号：6812654
• 商願：2023-118831
• 区分：第35類、41類

タッチARの商標登録完了により、ProVisionは独自のARサービスを提供し、企業のプロモーション活動に新たな選択肢を提供することが期待される。