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化膿性汗腺炎の認知度は12.3% アイシークリニック調査結果

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックは、ワキやおしりに繰り返すしこり・腫れを経験したことがある全国の20〜60代男女300名を対象に「化膿性汗腺炎に関する認知度調査」を実施しました。調査の結果、化膿性汗腺炎の認知度は12.3%にとどまり、83.7%がニキビや粉瘤などと自己判断していたことが明らかになりました。医療機関受診までに平均2.4年を要し、受診までに症状が悪化したケースが67.3%に上る実態も示されています。

8割以上がニキビや粉瘤と誤認し受診遅れが常態化

調査によると、「化膿性汗腺炎」という病名を知っていた人は12.3%で、87.7%が病名すら知らない状態でした。繰り返すしこりや腫れについて、経験者の83.7%が「ニキビ」「粉瘤」「おでき」のいずれかと自己判断しており、「ニキビ・吹き出物」との誤認が38.3%で最多となっています。正しく認識していた人は5.0%でした。

医療機関を受診するまでに1年以上を要した人は60.7%で、平均受診期間は約2.4年でした。「5年以上または未受診」も11.7%に上ります。受診が遅れた理由としては「自然に治ると思った」が42.0%で最も多く、「恥ずかしくて受診できなかった」も18.7%ありました。また、化膿性汗腺炎の治療に保険診療が適用されることを知っていた人は15.7%にとどまり、84.3%が保険適用について知らない状況でした。

化膿性汗腺炎の特徴と粉瘤・ニキビとの違い

化膿性汗腺炎は、ワキの下、鼠径部、おしり、乳房下などのアポクリン汗腺が多い部位に、痛みを伴うしこりや膿がたまる腫れが繰り返し生じる慢性炎症性皮膚疾患です。毛包(毛穴)の閉塞から始まり、細菌感染を繰り返すことで皮下に瘻孔(ろうこう:トンネル状の穴)を形成し、難治化する特徴があります。日本での有病率は約0.1〜0.3%と推定されています。

全身どこにでも発生し基本的に単発である粉瘤や、顔・背中・胸にできるニキビとは異なり、化膿性汗腺炎は同じ部位に繰り返し生じ、強い痛みを伴うことが多く、しこりが複数連なったりトンネルを形成したりする違いがあります。

専門医が指摘する早期受診の重要性と治療法

アイシークリニックで治療責任者を務める髙桑康太医師によると、診断においては「繰り返し」が重要なポイントであり、同じ場所に3回以上しこりや膿がたまる経験がある場合は化膿性汗腺炎を疑う必要があります。放置すると皮下にトンネル状の瘻孔が形成され、広範囲の皮膚切除が必要になる場合もあります。

治療法は重症度(Hurley分類)に応じて選択され、軽症であれば抗菌薬の内服やステロイド局所注射、中等症以上では外科的切除や生物学的製剤が検討されます。生物学的製剤としては、2016年にアダリムマブ、2022年にセクキヌマブが化膿性汗腺炎に対して保険適用となっています。

調査概要

  • 調査対象:ワキの下・鼠径部・おしりのいずれかに繰り返すしこりや腫れを経験したことがある全国の20〜60代男女
  • 調査期間:2026年8月17日〜8月26日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象人数:300名

本記事は医療法人社団鉄結会(アイシークリニック)の発表をもとに作成されています。

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