AgoraがIFA 2026でPhysical AI向け対話型AIの新機能を発表へ
リアルタイム・エンゲージメント技術を手がけるAgora, Inc.は、IFA 2026において、Physical AI向けConversational AI Platformの最新機能を披露すると発表しました。新たにボイスプリント、ボイスクローニング、Model Context Protocol(MCP)機能を発表し、物理デバイス上の対話型AIの高度化を図ります。これにより、決められたコマンド操作から脱却し、自然な会話や話者の認識、文脈に応じたアクションを実行できるデバイスの実現を目指します。
対話型AIを進化させる3つの新機能
Agoraは、音声AI搭載デバイスをよりパーソナルかつ自然なものにするため、3つの新機能を発表します。

- ボイスプリント:音声から個々の話者を識別し、一人ひとりに合わせた対話を可能にする機能
- ボイスクローニング:AIエージェント向けに独自の声を作成したり既存の声を再現したりすることで、ロボットやスマートデバイスに独自の声とアイデンティティを持たせる機能
- Model Context Protocol(MCP):AIエージェントを外部のツール、サービス、データと接続し、情報取得やサービスアクセス、タスク実行を可能にする機能
これらの組み合わせにより、デバイスとのやり取りを命令への応答にとどまらず、ユーザーを認識して適切なアクションまで実行する体験へ進化させるとしています。
音声対話デバイスの需要拡大とAgoraの提供基盤
音声技術への需要について、Renub Researchは日本のスマートスピーカー市場が2024年の約4億4,256万米ドルから2033年には23億4,000万米ドル超へ拡大すると予測しています。国内ではLINEをはじめとする企業が敬語や方言に対応した音声インターフェースを展開しているほか、Global Growth Insightsによると介護分野はすでに日本国内のAI音声導入の約17%を占めており、高齢化を背景に見守り用途などでの需要が高まっています。
AgoraのPhysical AI Solutionは、対話型AI、リアルタイムコミュニケーション、グローバルネットワーク、ハードウェア統合を一体で提供します。Hardware Abstraction Layerやチップセットのエコシステムに加え、Bot Stationを通じて対話型AIエージェントの作成、カスタマイズ、管理、展開を一元的に行える環境を整備しています。
IFA 2026での実機展示とエコシステム
IFA 2026のAgoraブース(H5.2-509)では、Wi-Fiやセルラーネットワーク対応デバイスに対話型AIを展開できるハードウェアおよびツール「R1 4GS」などを展示します。また、インタラクティブロボット、AIコンパニオン、スマートホーム/IoTデバイス、スマートウェアラブル、車載機器、産業用・サービスロボティクス向けシステムなどの実機体験が紹介されます。
展示はパートナー企業とともに実施されます。ハードウェアやチップセット、コネクティビティ技術を提供するパートナーとしてSeeed Studio、Sentino、Espressif、Speedtech、Quectel、IntelProが参加します。また、対話型AIを活用した製品を展開する顧客企業としてSweekar、Kata Friends、Robosonが出展します。
AgoraのPhysical AI部門責任者であるLawrence Wu氏は、対話型AIが身の回りのデバイスへ広がる中で、自然でパーソナルな体験を提供できる基盤を開発者に提供していく旨を述べています。また、Takway AI創業者兼CEOでありSweekar開発者のIrving Gao氏は、Agoraの基盤を活用することでゼロからのインフラ構築を避け、個性やメモリーといったユーザー体験の構築に注力できるとしています。
Agoraの概要
- 会社名:Agora, Inc.(NASDAQ: API)
- 本社所在地:米国カリフォルニア州サンタクララ
- 導入実績:世界5,800以上の組織
- 事業内容:人とAI(Human-AI:H2AI)、人と人(Human-Human:H2H)のリアルタイム・エンゲージメント(RTE)技術、APIおよびノーコードツールの提供
- 参考URL:https://jp.vcube.com/sdk/conversational-ai-engine
本記事はAgora, Inc.の発表をもとに作成されています。
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