久慈市とNTT東日本 岩手支店がICT活用で連携

久慈市と東日本電信電話株式会社(NTT東日本)岩手支店は、2024年7月2日に「ICTの活用による地域の活性化に向けた連携に関する協定書」を締結する。この協定は、久慈市におけるICTの活用による地域の活性化に関する連携を目的としており、デジタルを活用した地域課題の解決等について相互協力による検討を開始するものだ。

背景には、全国的な人口減少や少子高齢化の進行、テクノロジーの急速な進歩や価値観の多様化など、社会情勢が刻々と変化する中、久慈市が「久慈市総合計画(第1次・第2次)」や「久慈市DX推進計画」を策定し、「子どもたちに誇れる 笑顔日本一のまち 久慈」を掲げ、自治体業務の効率化と市民サービスの向上に向けたDXに取り組んでいくこととしていることがある。一方、NTT東日本 岩手支店は、高品質で安定した通信ネットワークや ICTソリューションの提供に加え、AIやIoT等の技術を活用した地域のDXの取り組みにより、地域課題の解決、地域の新たな価値創造を推進している。

協定締結式は、2024年7月2日14時00分から久慈市役所 市長応接室で行われ、久慈市長の遠藤譲一氏とNTT東日本 岩手支店長の後藤高宏氏が出席する。協定に基づく連携・協力事項としては、行政及び地域におけるDX推進、災害に強いまちづくり、脱炭素社会・ゼロカーボンの実現、観光振興、その他ICTを活用した地域活性化に関することが挙げられている。

今後、久慈市はNTT東日本 岩手支店のDX・ICT等のスキルノウハウの提供を自治体DXの推進や地域課題の解決へ積極的に取り入れ、地域で生活する皆様に役立つ取り組みをしていく。一方、NTT東日本 岩手支店は、自治体の業務効率化を推進するとともに地域活性化および地域住民の皆さまが安全・安心に生活することができる持続的な社会の発展に向け、今後も貢献していく方針だ。