パーソルホールディングスがAIプロダクト開発ガイドラインを策定
パーソルホールディングス株式会社は、AIプロダクトおよびAIエージェントの企画・導入・開発・運用における品質と安全性を確保するための「AIプロダクト開発ガイドライン」を策定しました。全社的なAI活用を迅速かつ健全に推進するための共通の判断基準を確立することを目的としています。
AIプロダクト開発ガイドラインは、AI活用に関する共通の考え方や判断基準を定め、組織全体で一貫性のある意思決定を実現するために策定されました。
本ガイドラインはAI活用を制限するためのルールではなく、AI導入の目的や期待効果を明確化したうえで、品質、安全性、セキュリティ、事業価値を総合的に考慮しながら適切な意思決定を支援する指針として位置付けられています。持続的かつ責任あるAI活用を推進し、利用者や社会からの信頼向上を目指します。
全ライフサイクルを網羅する5つの構成
ガイドラインは、AIを活用したサービスやプロダクトの構想から利用終了に至るまでのライフサイクル全体を対象とし、5つのパートで構成されています。
- AIプロダクトライフサイクル(全体マップ):構想、PoC、開発、品質確認、運用、利用終了までのフローと各フェーズにおける詳細資料の役割を定義
- AIプロダクト製品選定・PoCガイドライン:業務KPIとの整合性、AI採用の妥当性、PoCにおいて検証すべき品質・効果の指標など導入前の選定基準を整理
- AIプロダクト開発ライフサイクル:AIエージェントやプロダクトの開発・運用の実務フローを規定し、セキュリティやガバナンス、継続的な評価の仕組みを組み込む手法を提示
- AIプロダクト品質評価ガイドライン:従来の動作確認に加え、回答の信頼性、安全性、有用性を多角的に評価する基準を設定
- AIプロダクト開発チェックリスト:企画やリリース判定、運用レビューなど各フェーズで確認すべき項目と、ガバナンスの証跡として残すべき内容を整理
AIは利用するデータや学習モデル、利用環境の変化によって振る舞いや提供価値が変化する特性を持つため、従来のシステム開発とは異なる新たなガバナンスの枠組みが求められます。パーソルホールディングスでは、AI技術の特性を踏まえたリスク管理と品質確保の体制を整備しています。
同社グループでは2025年7月に、AI活用の最高規範となる「パーソルグループAI基本方針」を策定しました。今後はグループ横断の審議会を設けてAIガバナンスの強化を図るとしています。
パーソルグループAI基本方針全文 https://www.persol-group.co.jp/corporate/governance/ai_policy/
東京都港区に本社を置くパーソルホールディングス株式会社(代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発などを展開しています。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立し、2017年7月に現社名へ変更しました。
- 上場市場:東京証券取引所プライム市場(証券コード:2181)
- 売上収益:1兆5,558億円(2026年3月期、IFRS)
- ウェブサイト:https://www.persol-group.co.jp/
本記事はパーソルホールディングス株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



