スペースデータに元空自F-15パイロットの福本正志氏が参画
株式会社スペースデータは、2026年9月付で元航空自衛隊F-15戦闘機パイロットの福本正志氏が参画したと発表した。福本氏は航空自衛隊で飛行部隊の指揮官職などを歴任し、統合運用や宇宙領域の研究にも携わってきた航空防衛運用の専門家である。同社は同氏の知見を取り入れ、防衛事業戦略の策定や技術開発体制の強化を進める方針だ。
参画の背景
スペースデータは、地球と宇宙を精密に再現するデジタルツイン技術を基盤に、防衛・安全保障領域の事業を本格化させている。これまで防衛省・自衛隊の先端技術関連プログラムへの採択や、統合防空ミサイル防衛(IAMD)および航空作戦を可視化するシミュレーターの公開、安全保障事業本部の体制強化などを進めてきた。
防衛分野の技術開発においては、部隊の編成や意思決定の手順、装備に求められる性能といった運用の文脈への理解が不可欠となる。同社は、防衛省・自衛隊の運用を内側から知る人材を事業戦略と技術開発の中核に据えるため、福本氏の参画を決定した。
福本正志氏の経歴とコメント

福本氏は1968年生まれで、1991年に防衛大学校(機械工学科)を卒業して航空自衛隊に入隊した。F-15戦闘機操縦士として対領空侵犯措置任務に従事したほか、第304飛行隊長、第3航空団飛行群司令、第6航空団副司令などの指揮官職を歴任した。さらに海上自衛隊自衛艦隊司令部での協同作戦計画策定や航空幕僚監部でのF-15能力向上事業、統合幕僚学校での統合運用や宇宙領域の研究などを担当し、2026年8月に中部航空方面隊司令部監理監察官を退官した。
福本氏は参画にあたり、自衛隊での34年間の経験を国家の安全保障やレジリエンスの強化に生かす意欲を示し、防衛省・自衛隊の運用の考え方や意思決定の仕組みを社内に根づかせ、現場の要求に応える技術と事業を形にしていくことが自身の役割であると述べている。
今後の展望と会社概要
同社は福本氏の参画を通じ、統合防空や航空作戦、宇宙領域を含む戦域の全体像をデジタルツイン上に再現する取り組みを加速させるとしている。
株式会社スペースデータの概要は以下の通り。
- 社名:株式会社スペースデータ
- 代表:佐藤航陽
- 所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
- 資本金:15億1300万円
- 事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
- HP:https://spacedata.jp
本記事は株式会社スペースデータの発表をもとに作成。
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