男性の3割が化粧品定期購入を利用

株式会社GO TO MARKETが運営するUtillyは、2024年5月に男性の化粧品の定期購入に関する調査を実施した。調査は全国の20歳以上60歳未満の男性329人を対象にインターネットリサーチで行われた。

調査の結果、男性の化粧品の定期購入の利用経験率は30.1%で、認知率は44.4%であった。一方、48.3%は利用経験がなく、知らないと回答した。年齢別に見ると、年齢が低い世代ほど定期購入の利用経験率が高い傾向が見られた。

定期購入の利用経験があるカテゴリは、『洗顔料・クレンジング』が最も多く、次いで『化粧水・導入液』、『乳液』という結果となった。年齢が高い世代では『ヘアケア』および『ボディケア』と回答する比率が高まる傾向が見られた。

化粧品を定期購入している月の平均利用金額については、1万円以上3万円未満が23.2%でボリュームゾーンとなり、全体の44.4%が3万円未満と回答した。30代は5万円以上と回答する割合が13.8%を占める結果となった。

この調査結果から、男性の化粧品の定期購入は、若い世代を中心に一定の利用経験があることがわかる。また、カテゴリ別では洗顔料・クレンジングが最も利用されており、年齢が上がるにつれてヘアケアやボディケアの利用が増える傾向にある。利用金額は3万円未満が中心だが、30代では5万円以上の利用者も一定数存在することが明らかになった。

男性の化粧品市場は近年拡大傾向にあり、定期購入という購買形態も浸透しつつある。企業にとっては、年代別のニーズを捉えた商品開発や販売戦略が求められそうだ。