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サリバテックと慶應義塾大学、リウマチ膠原病の唾液メタボローム解析共同研究を開始

だ液によるがんリスク検査「サリバチェッカー®」を提供する株式会社サリバテックは、慶應義塾大学医学部 内科学教室(リウマチ・膠原病)と、「リウマチ膠原病診療における唾液メタボローム解析の臨床的意義の検討」に関する共同研究を開始しました。山形県鶴岡市に本社を置くサリバテックのメタボローム解析技術と、同大学の臨床知見を組み合わせ、低侵襲な診断法やスクリーニング検査の開発につなげることを目指します。

発見が難しい膠原病とだ液活用の背景

膠原病は単一の病名ではなく、自己免疫の異常により全身の関節や皮膚・内臓に炎症が起こる疾患の総称で、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン病など30以上の疾患が含まれます。患者数は、関節リウマチが国内に約82.5万人(注1)、SLEが約6万〜10万人(注2)、シェーグレン病が約7万人(注3)と推計されており、若年から中年の女性に多くみられる特徴があります。

早期の診断や治療が重要とされる一方、倦怠感や発熱、関節痛といった初期症状が他の不調と見分けにくいため、発見が難しい疾患です。患者が内科や整形外科、皮膚科などを経て専門の診療科にたどり着くまで、負担が生じるケースも少なくありません。そこで、血液に比べて低侵襲かつ安全に採取できるだ液を活用したメタボローム解析により、早期の気づきを促し、患者の負担を軽減することが期待されています。

サリバテックは、慶應義塾大学先端生命科学研究所(鶴岡市)の研究成果であるメタボローム解析技術を基盤とし、だ液中の代謝物パターンからがん罹患リスクを評価する「サリバチェッカー®」を展開しています。累計11万人以上が利用しており、男性5種、女性6種のがんリスクを一度に評価できます。

一方、慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科は年間の外来診療実績が約6,000名にのぼり、シェーグレン病の自己抗体の発見などの成果をあげています。本共同研究では、サリバテックの解析技術と慶應義塾大学の知見を合わせ、疾患ごとのだ液代謝物の変化と病態との関連の解明に取り組みます。研究代表者を務める慶應義塾大学医学部 内科学(リウマチ・膠原病)の竹下 勝 専任講師は、代謝物の変化を詳細に解析して疾患メカニズムの解明や病態の可視化につなげ、低侵襲な診断法や適切な治療指標の確立を目指すとしています。

共同研究の体制と計画

本研究は、慶應義塾大学医学部倫理審査委員会の承認および研究機関の長の許可を得て実施されます(承認番号:20261002)。

  • 研究課題名:リウマチ膠原病診療における唾液メタボローム解析の臨床的意義の検討
  • 研究代表者:竹下 勝(慶應義塾大学医学部 内科学(リウマチ・膠原病)専任講師)
  • 研究機関:慶應義塾大学医学部/株式会社サリバテック
  • 研究の目的:唾液メタボローム解析により、リウマチ・膠原病の病態解明を進め、低侵襲な診断法・スクリーニング検査の開発につなげる
  • 実施体制:代謝物の解析はサリバテック、試料・情報収集や成分解析は慶應義塾大学が担当し、臨床情報との関連解析は両者で実施

株式会社サリバテックについて

株式会社サリバテックは、代表取締役の砂村眞琴氏のもと、だ液によるスクリーニング検査事業や新規リスク検査開発事業、研究検査受託事業を展開しています。

  • 会社名:株式会社サリバテック
  • 代表者名:代表取締役 砂村眞琴
  • コーポレートサイト:https://salivatech.co.jp/
  • サービスサイト:https://sc.salivatech.co.jp/

本記事は株式会社サリバテックの発表をもとに作成しています。

【出典・参考】 注1:中島亜矢子.ビッグデータベース研究からみた関節リウマチの診療実態と課題.臨床リウマチ.2021;33(1):6–13.doi:10.14961/cra.33.6. 注2:難病情報センターホームページ全身性エリテマトーデス(SLE)https://www.nanbyou.or.jp/entry/53(2026年8月現在) 注3:住田孝之, 自己免疫疾患に関する調査研究, 厚生労働省科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克服研究, 平成23年度総括研究報告書(厚生労働科学研究成果データベース)(https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/20253)(2026年8月現在)

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