アズマ四国、徳島県那賀町の空き家再生拠点・和食庵を11月にオープンへ
建築リフォームや空き家管理を手がける株式会社アズマ四国は、徳島県那賀町鷲敷地区において「わじき・にぎわい再生プロジェクト」を発足させました。同プロジェクトの第1号拠点となる空き家リノベーション施設「和食庵(わじきあん)」の着工を2026年8月下旬に行い、同年11月22日にオープンする予定です。行政や金融機関、地元高校と連携した「官民金学」一体の体制で、空き家を地域の資産へと転換する持続可能なまちづくりを目指します。
官民金学の連携で進める鷲敷地区の再生プロジェクト
かつて宿場町として栄えた徳島県那賀町鷲敷地区では、商店の減少や空き家の増加に伴う地域コミュニティの維持が課題となっています。これに対し、徳島県阿南市に本社を置くアズマ四国は、これまで培った住宅改修や空き家管理の知見を生かした再生プロジェクトを立ち上げました。


本取り組みは、那賀町役場や阿波銀行との連携協定に加え、徳島県立那賀高等学校とも連携して推進されます。単一の拠点にとどまらず、鷲敷地区を「にぎわいエリア」と位置づけて地域全体を視野に入れた面的な開発を進め、今回の「和食庵」を起点に2軒目以降の展開も見据えています。


宿泊施設や人気洋菓子店などを展開する「和食庵」
第1号物件となる「和食庵」では、地域の交流や滞在を促進する複数のコンテンツが導入されます。

宿泊事業としては、スマートロックやオンライン本人確認による非対面チェックイン・無人運営システムを導入した自社運営の民泊(最大10名宿泊)を開設します。近隣アリーナ施設の来訪者やビジネス客、お遍路の宿泊需要に対応するほか、敷地内にはインスタントサウナも設置されます。また、柚子やすだちの収穫期における季節労働者向けの短期賃貸としても活用される予定です。
店舗スペースには、徳島県三好市に本店を構える「パール洋菓子店」(運営:株式会社SUGAR FIX)の県内2号店を誘致し、レモンケーキやジェラートなどを販売します。さらに、徳島県立那賀高等学校普通科の「総合的な探究の時間」と連携し、高校生が改修プロセスやイベント企画、地域マップ作成などに参加する教育連携の場としても活用されます。
滞在型観光への転換と今後のスケジュール
那賀町における観光の多くが日帰りである現状を踏まえ、本プロジェクトでは宿泊や立ち寄り拠点の創出により、「通過型観光」から「立ち寄り・消費型観光」への転換を目指しています。将来的にはSUPやカヌー体験など体験型コンテンツの提供も構想されており、施設清掃をはじめとする地域雇用の創出にも取り組む計画です。
アズマ四国代表取締役の吉岡明治氏は、民泊や洋菓子店の誘致、教育連携を通じて地域の循環を生み出し、官民金学が一丸となって活気あふれる町を創り上げたいとの考えを示しています。
オープンに向けた今後の日程は以下の通り予定されています。
- 2026年10月中旬:地域連携イベント参加予定
- 2026年11月20日・21日:プレオープン予定(民泊・洋菓子店)
- 2026年11月22日:オープン予定
- プロジェクト名:わじき・にぎわい再生プロジェクト
- 第1号物件名:和食庵(わじきあん)
- 所在地:徳島県那賀郡那賀町和食字町52番地
- 構造・施設:木造2階建て(民泊客室4室、店舗スペース、インスタントサウナ設置、駐車場5台完備)
- 連携機関:那賀町役場、株式会社阿波銀行、那賀町観光協会、徳島県立那賀高等学校
- 事業パートナー:株式会社SUGAR FIX
- 備考:本事業は徳島県「空き家5(ファイブ)戦略事業利活用モデル業務」に指定されています
本記事は株式会社アズマ四国の発表をもとに作成されています。
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