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IBMと全米テニス協会、全米オープン向けにAIを活用した新機能を発表

IBMと全米テニス協会(USTA)は現地時間の2026年8月24日、同年の全米オープンに向けて公式ウェブサイト「USOpen.org」および「US Openアプリ」で提供される、AIを活用した新たなファン向け機能を発表した。サーブの動作を分析する指標や試合の転機を捉える機能などが導入・強化され、よりパーソナライズされた観戦体験を提供するとしている。2026年全米オープンは現地時間の8月23日から9月13日まで開催される。

新たに導入される「Serve Quality」は、シングルス全254試合を対象に、サーブの動きを分析するAIツールである。IBM Bobを活用した四肢トラッキング技術を用い、身体とラケットの21のデータ・ポイントを毎秒50回追跡する。手首の曲げ方や下半身から胴体へのエネルギーの伝わり方などを捉え、大会期間中に約12億件のデータ・ポイントが生成される。データはIBM Confluent上で管理され、ほぼリアルタイムでスコアが算出される。

試合の転機を可視化する「Key Moments」と対話機能の強化

今年新たに加わる「Key Moments」は、AIが勝利確率を算出する「Likelihood to Win」を拡張した機能である。統計データや勢いなどを総合的に分析する従来の機能に加え、試合の流れを変える重要な局面や勢いの変化を捉えて情報を提供する。

また、試合中の対話機能「Match Chat」も強化された。watsonx Orchestrateを基盤とし、テキストに加えて一部の回答では関連する写真や動画もあわせて表示される。USTAの編集スタイルやテニス特有の表現を学習した複数のAIエージェントなどを組み合わせることで、状況に応じた回答を提供する。

関心のある情報へすばやくアクセスできる「Live Updates」

新たに登場する「Live Updates」ホームページでは、ファンがお気に入りの選手を優先表示し、関心のある試合やストーリーへすばやくアクセスできる環境が整えられた。

IBMの委託によりMorning Consult社が実施したグローバル調査によると、調査対象となった世界のテニス・ファンの91%が試合中にスポーツ・アプリを利用しており、64%がAIを活用したスポーツ関連コンテンツに高い信頼を寄せているという。

両者の連携によるデジタル体験の進化

USTAでデジタル戦略を担当するシニア・ディレクターのブライアン・ライヤーソン氏は、IBMのAIを活用することで世界中のファンへ高度にパーソナライズされたコンテンツを提供し、魅力的なストーリーを伝える能力を大幅に高めることができると述べている。

また、IBMのチーフ・グローバル・アフェアーズ・オフィサー兼シニア・バイス・プレジデントであるジョナサン・アダシェック氏は、ConfluentやBobなどのテクノロジーにより、データから実用的なインサイトを迅速に提供し、全米オープンに新たな変化をもたらしているとしている。

本記事はIBM Corporationの発表をもとに作成。

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